JFAプログラム-はがきを書こう-
現代社会の身近なコミュニケーションツールのひとつは周知のとおり携帯電話である。携帯電話を使えば通話やメールですぐに相手に用件を伝えることができる。しかし、携帯電話やパソコンのメールが普及する前は、電話とともに郵便物が身近で便利なコミュニケーションツールであった。話して伝えるのではなく、文字にしたためて相手に用件を伝える手紙やはがき。筆を持って自分の手で文字を書くことによって、時間をかけて届けたい相手のことを考え、ひとつひとつの文字に想いをこめる。文字ひとつをとっても、デジタルな規格通りの字ではなく、書く者のくせや感情が反映する。そういう意味ではとても温かみのあるコミュニケーションツールである。
5月14日の母の日にちなんで「家族へのはがきを書く」というテーマを皮切りに、二週間に一度はがきを書くプログラムをスタートさせた。これには、文章を構成する力、漢字の書き取り、表現力、などの力を身につけさせる意図も含んでいる。