ツバメの巣
あっという間に5月も終盤を迎えたが、まだまだ時折肌寒さが残る福島県楢葉町の今日この頃、扇寮の選手通用口に茶碗型のツバメの巣が出来上がった。選手たちは毎日練習の行き帰りにこの巣を目にしている。ツバメが巣をかける店は繁盛すると言われたりツバメは幸せを運ぶと昔から言われている。
それにしても壁から落ちないように粘土質の土と草を少しずつ時間をかけて運搬して巣を作ることや、天敵と言われているカラスやヘビから身を守る為に家の軒下などに巣を作るツバメのアイデアというものは大したものである。
そしてお母さんツバメが無事出産できるよう、お父さんツバメがしっかりと見張りをしている姿はなんとも微笑ましい。このあたりは人間社会と通ずるところがあるのではなかろうか。
ツバメは一般的に1年に2回繁殖するそうだが1回目の雛が誕生するのが今から待ち遠しい。1人1人幸せに対する価値観は違うけれどもこのアカデミーに今後更なる幸せが訪れることを切に願う。
GKコーチ : 小林 忍