JFAアカデミー福島

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2007年01月25日

JFAプログラム:マナーセミナー8

 1月は「今年初めての・・・」が多いが、マナーセミナーも今年に入って1回目である。本日の内容は「訪問の際のマナー」である。トレーニング終了後、夕食をとってからの開始になったが、選手たちは真剣に聞き入っていた。実践が入った内容ということもあり、最後まで集中して取り組んでいた。アカデミーが始まった頃と比べると、少しずつ集中の持続時間が長くなってきているような気がする。
 画像はコートのたたみ方を実践している様子と、訪問した際のあいさつの仕方の様子である。
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2007年01月20日

JFA特別プログラム

 東京にあるJFAハウスにて特別プログラムが行われました。男女選手、スタッフは朝早くに大型バスへ乗り込み、福島から東京へ。移動中、男子、女子は並んで座りましたが、久しぶりに一緒の活動ということもあってか少し緊張気味、なかなかコミュニケーションがとれません。スタッフの後押しでようやく会話が弾みました。
 土曜日でしたが意外とスムーズにJFAハウスへ到着。まずは川淵キャプテンからご挨拶をいただきました。選手一人ひとりと握手を交わし、成長を楽しみにしてくださっている様子が伝わります。次に、この催しの開催にご協力いただいた特別協賛社の株式会社ベネッセコーポレーションからの学習指導がありました。続いて、アーティストの日比野克彦氏からのレクチャー。日比野氏の活動をご紹介いただき、「運動」と「芸術」との接点を教えていただきました。午前の最後は日比野氏、JFA国際委員の北澤豪氏のトークセッションです。元日本代表選手である北澤氏の選手時代のお話に興味深く聞き入っていました。
 昼食後、キャプテン室、事務所を見学、そして日本サッカーミュージアムへ入場しました。いつかは自分もこの中に残るような選手になるという思いがより強くなったのではないでしょうか。
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 午後のワークショップのテーマは、『「トロフィー」「カップ」を作ろう!』。日比野氏、日比野研究室の皆さんにご指導いただき、9つの男女混合グループに分かれ、自分たちで考えた未来に行われる大会における優勝カップを作ります。材料はダンボールと厚紙、おりがみ等など。まずは下絵を書くための鉛筆を削ることから始まりました。イメージが湧き、すらすらと書き始める選手もいれば、あれこれ案が出てくるのか、なかなか筆が進まない選手も。その後、グループで一つのカップを作り始めました。それぞれが作業を分担し少しずつ合わさっていく様は、共同作業ならではの楽しみです。
 終了予定時刻を1時間半ほど過ぎて完成した作品は、どれもすばらしい出来栄え。大人が想像できないような形を作り上げる力、そしてその集中力に脱帽です。
 盛り沢山で、そして一生心に残るような、そんな長い土曜日でした。
 
総務 堤 葉子
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2007年01月14日

相双リーグ最終戦

 11月から始まった相双中学校サッカーリーグも本日が最終戦。対戦相手は中学生が通う楢葉中学校です。楢葉中学校とは5月、6月とトレーニングマッチを行いましたが、半年前に比べ両チームとも体格がひと回りよくなったように見受けられます。この年代の半年は日々成長そのものです。
 2007年初試合でもあり、朝からテンションがあがる選手たち。うまく気持ちを試合に集中させることができるでしょうか。
いざ試合が始まると、やはり体格・体力の差を感じながらの展開。しかしながら、その差をカバーする動きを各人が見せることによって、ボールポゼッションは少しは上回っていたでしょうか。ところが、ゴールの手前まではボールを運ぶもののフィニッシュが決まらず。何としてでも決めてやろうという気迫は感じられませんでした。もしかしたら彼女たちの中に男子との戦いということで少し甘えがあったのかもしれません。ひとつ、結果はオフサイドでしたが、裏にぬけるパスからシュートを決める場面に手応えが感じられました。
 相双リーグを通じ、体格差のある相手、それは世界とどう戦っていくのかという課題が明確になったはずです。選手は、この貴重な経験からそれぞれが課題を見つめ今後のトレーニングに生かしていかなければならないのです。
 女子チームの参加にご理解、ご協力いただいた先生方、選手のみなさんに感謝いたします。
総務 堤 葉子
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2007年01月11日

羽生直剛選手2

 昨日、寮にてお話をいただいたジェフユナイテッド市原・千葉の羽生直剛選手が女子のトレーニングにも参加してくれました。プロ選手の動きを外から見る機会はあっても、一緒にプレーできるなんて、何と貴重な体験でしょう。
羽生選手は、トレーニング前から選手たちに積極的に話しかけ、ボール回し。憧れの日本代表選手との交流に選手たちは大喜びです。
 トレーニングの開始から、すべてのメニューを一緒にこなしてくれました。女子選手だからといって変わらず対応してくれたことをうれしく思います。身体やボールの速さはもちろんのこと、頭の回転の速さ、ことにボールがない時の意識の高い動き。選手たちは、この2時間で大切なことを全身で感じたはずです。
「常に全力!」
 色紙にいただいた言葉通りの動きを見せてくれた羽生選手に心より感謝いたします。来シーズンのご活躍をお祈りしております。
総務 堤 葉子
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2007年01月10日

羽生直剛選手

 ジェフユナイテッド市原・千葉の羽生選手がオフを利用してアカデミーに来てくれた。昨年日本代表入りした羽生選手にアカデミーの選手たちはいろいろな質問をぶつけた。
「スランプになったときどうやって解決しますか?」「外国の選手と自分とで違いを感じることはどんなことですか?」「高校生のときに繰り返し行なったトレーニングは何ですか?」「オフ中の期間は特にどんなことに気をつけてトレーニングなどをしていますか?」「験かつぎのようなものはありますか?」
羽生選手は選手たちの質問の内容に肉付けをしながら丁寧に答えてくれた。
その中の一つをここで紹介しよう。「外国の選手と自分とで違いを感じることはどんなことですか?」という質問に答えたものである。
海外の選手に限らず、日本の選手相手でもまず考えることは相手DFにぶつかられないポジションをとること。それは相手と相手の間であったり、スペースであったり…、ほんのちょっとでもよいから相手につかまえられないポジションを探すことがまずやること、そして相手にコンタクトを受けるポジションや狭いスペースでうける状況になっても、速い判断や次の選択肢をいくつかもっておいて、相手につかまえられる前にボールを動かして次のスペースでボールを受けることを考える、だから自ずと運動量が多くなるし、必要になる。
 明日のトレーニングでは実際に選手たちとともにボールを蹴ってもらえる予定である。日本代表選手の技術とともにその動きの質を感じ取ってもらいたいものである。
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2007年01月09日

初蹴り

 1月8日、2007年アカデミースタートの日、元気に帰寮してきた選手たちは2007年の抱負を全員の前で宣言した。
 そして本日、広野のピッチで2007年トレーニングスタート。
テーマはこれまでと同じ。身体を動かしながらボールを動かすトレーニング。動きながら観る、ボールを扱うトレーニング。時間こそ1時間程度だったが、内容・運動量ともにハードなトレーニングとなった。オフ中のコンディショニングの違いで息があがり動きにキレがなくなる選手、オフ前と同じ動きを見せる選手、自己管理への行動の差がプレーに出ていた。
 それにしても、選手達はやはり心底サッカーが好きな少女達である。トレーニングに出発するときの嬉しそうな表情、グラウンドで準備をしているときの輝いた表情を観ていると今年もたくさんの成長を見せてくれる予感がした。
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2007年01月01日

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。
 
 アカデミーが立ち上がり、1期生たちは9ヶ月間を過ごしました。
 大阪で行われたカンファレンスでも発表させていただきましたが、子供たちの伸びに関しては目を見張るものがあります。中学生年代の子どもたちをしっかりとしたコンセプトの元にトレーニングし育てていくことで、こんなにも変わっていく、改善されていくかと思うと、嬉しく思います。
  
 2005年宣言の通り、「2015年には世界トップ10のチームになる」と約束しました。その目標達成の根幹となる取り組みがこのアカデミーです。子供たちは現在13歳、2015年には21歳になります。そして2016年には東京で行われるかも知れないオリンピックが開かれます。ここに向けて最大限の努力を行っていきます。
 
 この9ヶ月間、さまざまなことがありました。Jリーグの下部組織に大敗し、指導を個人から組織へと見直す必要があるのかどうか、初めての試み、取り組みの中で、迷った時もありました。しかし我々は、このアカデミーの理念を忘れることなく、個を伸ばすこと、彼らが成熟した選手になるときに最も能力を発揮できるように指導していくことを継続していくことを再確認しました。この9ヶ月で選手が大きく伸びた要因は、男子女子共、これに関わるすべてのスタッフの厚い情熱に他なりません。この子たちをうまくしてあげたい、将来の日本代表選手を育成したい、この気持ちが前面に表れたからこそ、選手たちが伸びていることに違いありません。そして、今後もこの理念、そして、初心を忘れることなく、継続して指導していきます。
 
是非皆さん、今年もよろしくご指導ください。
今年1年の皆さんのご健勝を心よりお祈りいたします。
 
スクールマスター 田嶋幸三

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