クロージングパーティ
本日の夜は寮の食堂でクロージングパーティが開催された。中学校の終業式が終わった後、一旦帰省しもう一度楢葉に帰ってきたときには、新しい寮に入寮することになる。今回のクロージングパーティは年度の締めくくりという意味だけではなく、希望と小さな不安を抱いて楢葉に集合したアカデミーでの記念すべき最初の一年を過ごした現在の寮とのお別れが含まれている。
そこで、今回は寮の方と、選手・スタッフだけでクロージングパーティを行なった。今回も準備・企画ともに全て選手の手で行なわれた。選手達の気持ちは一年間お世話になった寮の方と楽しい時間を過ごしたい、そして何より言葉では言い尽くせない感謝の気持ちを伝えたいという一心だったのではないだろうか?
時間を見つけて心を込めた手作りのクッキーとケーキを用意し、寮の方も一緒に楽しめるようゲームを企画し、楽しい濃密な時間を過ごすことができた。
ゲームの最中はスタッフも下を巻くほどの盛り上げ方を発揮する者がいたり、選手間での流行りなのが随所に見られ、大人も子供も存分に楽しめるものであった。
そしてパーティのクライマックス。寮の方に感謝の気持ちを込めて「また会える日まで」を熱唱。そして感謝の気持ちを述べた後、寮の方からお言葉をいただいた。思い出と激励の言葉が選手達の心に響く。一年間の想いがこみ上げてきたのか、寮の方を分かれる寂しさからか、涙する選手達。親元を離れてこの街に来て、お父さん・お母さん・お姉さんのようにしたっていたのだろう。
選手達は本当に良い経験をしている。一緒に濃密な時間を過ごした人、大切に想う人が多いほど、優しい心や感謝の心を持つ人間になるだろうし、こういった別れに伴う寂しさを経験するほど人との出会いを大切にする人間になるのではないだろうか。
新しい寮に移っても、同じ街に住み、同じ空気を吸い、そして何よりこれからも応援してくださる。選手達にはこういった温かい応援を心に受け止め、誇りを持ち、責任を果たし、そして夢をかなえるために努力する力にかえて欲しい。