JFAアカデミー福島

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2008年05月24日

会津学習

 会津へ遠征してきました。
目的は三つ、
一つ目は、江戸時代に会津藩の藩校として多くの若者たちを教え導いてきた日新館を訪れ、現館長の方の講和を聴くこと、そして館内を見学すること。
二つ目は、会津で活動している男子ジュニアユースチームの会津サントスとトレーニングマッチを行うこと。
そして三つ目は、全国的にも名を馳せている喜多方ラーメンを食すること。
 
 日新館では館長の方の講和の中では、私を含め現代の若者、そして子ども達が忘れかけていることを思い出させていただいた。
「我慢することを知ることは、生活していく上での武器を得ることになる」
 情熱的な、そして教育的な語りの中で最も心に響いた言葉である。我慢することを知らせることは直接的でも間接できでも方法はたくさんあるが大人の役割である。物欲に対する我慢、つらいこと・苦しいこと・はたまた面倒くさいことを我慢して行うこと、我慢を知る機会はたくさんあるのかも。今日もその機会がひとつ。講和を正座で聞いているとだんだん足がしびれてくる。しびれてきても足を崩さずなんとか姿勢を保とうとする選手、話を聞いている最中は足を崩してしまっても最後のあいさつのときは姿勢を整える選手、そして足を崩したままの選手。普段の生活では正座をする機会は全くない。こんな時に性格というか、気概が現れる。
 そしてもうひとつのことば。
「全国一位になった人は全国一の努力をした人。全国二位ということは全国一の努力ができなかったということ。」これは会津出身の北京オリンピックマラソン日本代表の佐藤敦之が学生時代に目標に到達しなかった際に言った言葉である。アカデミー生がスポーツ選手だということで、わざわざスポーツの事例を準備して話してくださったのだ。
 アカデミーでも参考にしている会津の「什の掟」に関しての教えもいただいた。そして、幕末の戊辰戦争を戦った会津藩の歴史。今回の会津遠征はサッカーだけではない大切なことをたくさん得ることができた。
 
文:コーチ 坂尾美穂
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2008年05月23日

JFAプログラム  ゴスペル

 新緑で鮮やかに彩られた山々に囲まれる中、朝から夕方までホトトギスとウグイスが歌声を奏でている5月の楢葉町。フランスのクレールフォンテーヌを思い起こさせるなんとも贅沢な環境で日々生活を送っている。そしてアカデミー生の宿る扇寮の一室からも何やら歌声が響いている。『ゴスペル』である。ゴスペルは福音という意味で様々な背景がある中、歌を通じて人々に勇気と希望を与え、心に響く歌声を奏でるという意味合いが強い音楽である。サッカーを通じて人々に勇気や感動を与える事を志すアカデミー生にとっては共通点の多い音楽でもあった。そして日本では映画『天使にラブソングを・・・』を通じて非常に馴染みのある音楽でアカデミー生も少し聞きなれていて溶け込みやすい様子であった。
 今回プログラムを担当していただいた菅波先生は現在も自身で音楽活動を続けながらゴスペル教室で指導にあたっており、巧みな話術で生徒たちをゴスペルの世界へと引き込んでいった。声帯の仕組みやボイストレーニングから始まり足や手拍子でのリズム取り、3部構成によるハーモニーを創りだすまでの90分のレッスンはあっという間に過ぎ去り予定していたものより随分先に進むことができた。誕生日パーティーでの歌の出し物や休みの日や帰省の時にはよくカラオケに行くなど歌が大好きなアカデミー生にとって、普段聞きなれている流行りの邦楽以外に学ぶべき点が多く音楽に対する新鮮さと奥深さを感じたようである。
 年内にあと数回レッスンを受け、クリスマスパーティーまでに英語でのゴスペル合唱の完成を目指す。
 
文 : 小林 忍
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