栄養レクチャー
アスリートとして大切なこと。それは良いトレーニングを実践するとともに、良い栄養と良い休養(睡眠)がとても大切である。栄養と休養はオフ・ザ・ピッチの要素であり、日常生活において良い習慣を身につけることがこの年代では必要となってくる。良い習慣とは、単にスタッフに決められた時間に提供される食事をとることや、決められた時間に就寝・起床することではなく、自分で考え判断し行動に移す習慣である。セルフコンディショニングができるようになることである。
アカデミーの食事は管理栄養士の山下さんに献立を作成していただき、この年代の女子選手に必要な量の栄養を考えた食事(トレーニング前に必要な捕食を含む)を提供してもらっている。しかし、食事以外に選手が口にするものについては選手の自主性・判断に任せている。
選手が食事以外に口にするものといえば、飲料水か間食(おやつ)である。今回はこれについて山下さんにレクチャーをしていただいた。コンビニでよく目にするスナック菓子の油の量やカロリーを知り目を丸くする選手たち。よく目にする清涼飲料水に入っている糖分を知ったときも一様に驚いた様子である。決して食べてはいけないと言っているわけではない。スタッフがルールで間食の摂取を『ゼロ』と決めることは簡単なことである。
しかしそれでは自分で考え、判断していることにはならない。アスリートとしての体が日々作られていっている育成年代の選手たちが良い栄養を取ることがいかに大切かを理解し、おかしについて正しい理解をもち、摂取する量やタイミングを考えることが大切である。