JFAアカデミー福島

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2006年04月30日

バーベキュー!!

 オフの本日。午前中になでしこの種を寮の花壇にみんなで植え、昼食には寮のご主人、おかみさんの計らいで、バーベキュー大会が催された。
 おにぎりを自分たちでつくり、強風にも負けずお肉を焼くたくましい姿。たくさんの種類のお肉を用意していただき、体にたっぷりとエネルギーを蓄えると共に、みんなで楽しくしゃべり、焼き、そして食べることにより心のリフレッシュにもなったようである。
 「自分でできることは自分でする」ということで、最後の片付けもみんなで協力してきれいに終わらせ、楽しいオフも終わり。
 夜はみんな深い眠りについたようで、寮内は22時を待たずして静まり返っていた。
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2006年04月29日

中学校授業参観

 グラウンドで見せる表情とは少し違う選手達の顔。授業内容を理解しようと真剣に先生の話に耳を傾けるもの、グループ学習でクラスメイトと笑顔でコミュニケーションをとるもの。ユニフォームから制服に装いを変え、ここでも真のエリートを目指し勉学に励む選手達。
 福島での保護者として生徒達の授業を見学するため、今泉ヘッドコーチ、堤総務、私(坂尾)で授業参観に行ってきた。教室の後ろから授業を見ているスタッフの姿を見つけた生徒たちの表情は様々。驚き・喜び・緊張、それぞれの表情を見せる。そして、授業に集中しなければ、とばかりに先生のほうにもう一度顔を向ける。
 アカデミーの活動が目指す、真のエリート育成、それは先頭に立って社会に貢献する義務を負うリーダーを育成すること。そのためには学校生活も真剣に一生懸命取り組まなければいけない。新しい学校、新しいクラス、新しい環境に溶け込む努力をし、勉学に励む、その過程がとても大切なのである。

2006年04月22日

ロジカルコミュニケーションスキル①

 真の国際人育成を目指して開校されたJFAアカデミー福島。サッカーのトレーニング環境だけではなく、JFAプログラムの一環としてコミュニケーションスキルの育成プログラムも組まれている。その第1回目が本日行われた。
 午前の講義では、第1回目ということもあり、アカデミーのテクニカルアドバイザーであるクロード・デュソー氏とコミュニケーションスキルプログラムの講師である三森先生により、フランス、ドイツでのコミュニケーションスキル習得を目的とした教育の実践例、そして、「なぜ?」コミュニケーションスキルが必要なのか、という点についても実際の例を出してレクチャーされた。選手たちは国際社会において、そしてサッカーにおいて、その必要性を具体的なイメージをもって理解できたようである。
 午後はロジカルコミュニケーションスキルの導入段階として、「問答ゲーム」と「再話」を実施。選手たちにとっては慣れないプログラムだったが、みな積極的にとりくんでいた。
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2006年04月21日

今泉ヘッドコーチ合流

 マレーシアでの激闘を終えた今泉ヘッドコーチがついに合流。選手達が学校にいっている時間帯に寮に入り、帰宅してくる子どもたちを出迎えた。子どもたちは今泉ヘッドコーチが寮にいたことにびっくりした様子。それもそのはず、今泉ヘッドコーチは19日の夜に帰国したばかりであったのだ。
 本日が今泉ヘッドコーチによる初トレーニング。選手たちにとっては佐々木コーチとはまた少し違う雰囲気のトレーニングだったようである。
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2006年04月20日

中3組 修学旅行から帰宅

 18日(火)から修学旅行で大阪・京都に行っていた中3組5名が今日の夜、にぎやかに帰ってきた。不在期間が静かだったわけではないが、5名が帰ってきて、さらに全体の元気が増したようだ。
 夜のミーティングでは全員&スタッフにお土産が配られ、就寝時間までのフリータイムでは旅行中のおもしろ話で盛り上がっていたようである。
 帰ってきた直後のある選手の話では、早くサッカーがしたいとのこと。どうやら3日もボールを蹴らないと落ち着かないようである。

初レクチャー

 本日は学校の授業内の選択体育の一環として、アカデミー生はサッカーのトレーニングをする日(通称:授業トレーニング)。通常であれば給食が終わったあたりで学校からグラウンドに移動して、5,6時間目の時間帯(14:00~16:00)にトレーニングをする。
 しかし…今日は昼過ぎあたりから天候が急変!!台風が近づいているのか!?というくらいの暴風雨になってしまった。そこで、内容を変更して、現在テーマのひとつとして取り組んでいる『サポートの質』についてレクチャーを行うことにした。
 佐々木コーチからなでしこジャパンのモチベーションアップビデオを見せてもらった後、『パスを出す』、『パスを受ける』ときに大事な要素、そして『サポートの質』についてレクチャーを受ける選手達。ピッチ上で必要なことを、今日は頭でイメージして理解する。それぞれのサッカーノートに自分なりの方法で要点を書きとめる。
 体を実際に動かすことはないが、これも世界に通用する選手になるために効果的な手段である。
 最後にアテネオリンピックのテクニカルビデオ(女子)の中で、今日のレクチャーに関係する部分を実際の映像で見てイメージをさらに高めて本日のトレーニングは終了した。

2006年04月18日

次は私たちが…

 U-19日本女子代表。現在活動している日本女子代表チームの中で、選手達が最も身近に感じる代表チームだろう。それは、アカデミー女子の今泉ヘッドコーチが監督を務めているチームであり、アカデミー女子のトレーナーである中堀トレーナーも帯同している。また年代という点からも身近に目標とできるチームだろう。
 そのU-19日本女子代表チームが世界大会への切符をあと一歩のところで逃してしまったとの一報が佐々木コーチ(現なでしこ日本女子代表コーチ、今泉監督の不在期間の代理を務めている)から夕食後のミーティングで選手達に伝えられた。「え~うそでしょう…。」とみんな驚きの表情を浮かべる。
 U-19代表チームはとても力があり、アジア予選を突破する力も十分あった。しかし勝負において負けてしまったということは何かしら不足している要素があったのだろう。次は君たちの番。みんながこのアカデミーでトレーニングに励み、力をつけ、日本を代表するチームに入ってほしい。高校生にとってはU-19日本代表、中学生にとってはU-17日本代表、それぞれに目標をもって、今トレーニングしていることを一生懸命やってほしい。
 以上の話が佐々木コーチよりあった。
 話を聞く選手達の表情は真剣そのもの。目の奥に確かな光が輝き、『次は私たちが…』と、その想いを強く抱いているようであった。

2006年04月16日

応援メッセージ

 現在、アカデミー女子のヘッドコーチである今泉監督率いるU-19日本女子代表チームがマレーシアの地で「AFC U-19女子選手権 マレーシア2006」を戦っている。この大会は8月に開催される「FIFA U-20女子世界選手権 ロシア2006」のアジア最終予選となっており、上位3チームが世界選手権に出場できる。昨日の夜が準決勝、中国戦。これに勝利したら、世界選手権出場は決定だったのだが、PK戦の末、敗れてしまった。
 この結果を今日の夕食後に選手達に伝えると、応援メッセージを送りたいとのこと。そこでFAXで送ることができることを伝え、白い紙を渡しておくと、それぞれ熱いメッセージを送っていた。
 みんなの想いがマレーシアに届き、3位決定戦、オーストラリアに勝ち、是非とも世界大会への扉を開いてほしい。

2006年04月15日

リフレッシュ

 先週から隣町の富岡町夜ノ森でさくら祭りが開かれている。先週はまだまださくらの花が咲くまでには至っていなかったが、今週はとうとうこの地にもさくらの花がさいた。夜ノ森では2km以上も続くさくら並木があり、祭りの会場となっている公園の周りにもさくらの木がたくさん。今週に入ったあたりから一斉に花が咲き出し、一面桜色でとてもきれいな風景である。
 さて、今週は授業・トレーニングともに本格的にスタートした週。選手達も少しずつ生活に慣れてきているようだが、まだまだ緊張の毎日だろう。そこで、本日は午前の練習が終わり、昼食をはさんだところで、上記のさくら祭りにみんなで電車に乗って行ってきた。会場ではさくらの花とともに、たくさんの屋台が出店されており、おやつがてらにそれぞれ好きなものをお財布の中身と相談しながら買って食べていた。
 服装はみんな思いおもいの私服。久しぶりの「遊び」の時間とばかりに楽しそうにはしゃいでいた。なかには、お笑いコンビの物まねをみんなに披露する者も…。このリフレッシュタイムで学年間の交流も図れたようで、帰りの電車に向かう選手達の表情は笑顔でいっぱいだった。2006-04-15.jpg

2006年04月10日

ルールづくり

 先週の夕食後、ある選手から寮生活についてひとつの提案があった。それは寮内のルールをつくりたいというもの。内容は携帯電話の使用方法についてである。
 選手達の携帯電話の使用方法は様々である。親と電話で連絡を取り合う者、地元の友達とメールでやりとりする者、音楽携帯としての機能を駆使して自分の好きな音楽を聴く者。しかし、ここは一人に一部屋を割り当てられ、気ままに自分の思うままの行動ができたこれまでの生活環境ではない。アカデミー生全員で一緒に暮らす共同生活の場なのである。「自分がやりたいこと」「自分がやるべきこと」「人への思いやり・気配り」などを踏まえ、携帯電話を使用する「時間・場所・状況」を考えて選手達自身でルールを設定した。
  「今」「そこで」「何をしたらよいのか」を自分で考え、判断する。スタッフに指示されたり、決められたりするのではなく、自分達で考え、ルールを導き出すことができたミーティングであった。
 ミーティングでは高校生がリーダーシップをとり、それぞれの学年で出した意見をみんなですり合わせた。スタッフは口を出さずミーティングの成り行きを黙って見守っていたのだが、学年によって「時間・場所・状況」に適した使用方法の解釈が違い、年齢毎の「色」が出ていておもしろかった。
 さてさて、何はともあれ、自分たちで決めたルール。『責任』をもって守っていってもらいたいと期待するばかりである。

2006年04月09日

富岡高校入学式

 昨日のアカデミー開校式に続き、本日は高校生5名が福島県立富岡高等学校の入学式に出席した。今年から新しく開設された国際・スポーツ科に入学した。
 さて、中学生は日曜日ということで学校はお休み。そこで、近くの神社の春季例祭に参加し、奉納太鼓を見学してきた。お祭りではお餅をいただき、地域の方との交流もはかれ、子どもたちもとても有意義な時間をすごせたようである。
 午後はみんなそろってのトレーニング。最初のウォーミングアップから笑顔が絶えない雰囲気。しかし、いざボールを触るときになると、表情は真剣そのもの。佐々木コーチから言われた「onとoffの切り替え」を意識して、とてもよい雰囲気でのトレーニングになった。
 そして夜…、アカデミー生活6日目にして自己紹介のミーティングを実施した。これから共に生活し、成長していく仲間にもっと自分のことを知ってもらうため、それぞれが思い思いに自分のことを語る。みんななぜか、生年月日、星座、血液型は必ず言う。そしてそれぞれ、アカデミーでの抱負や将来の夢、好きなサッカー選手など、決してスムーズではないが自分の考えで、自分の言葉で伝えていた。これまでの6日間で見えなかった意外な一面が発見できる良い機会になったようである。

2006年04月08日

アカデミー開校式…そして初練習

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 JFAアカデミー福島の開校式が本日、4月8日(日)に富岡町文化交流センター 学びの森にて執り行われた。ご臨席いただいた高円宮妃殿下からのお言葉、佐藤栄佐久福島県知事の祝辞、そして、JFAアンバサダーの伊原正巳さんから激励の言葉をいただいた。
 そして・・・、男女合わせて40名のアカデミー生が壇上に上り、代表13名による決意表明。アカデミーの校訓である「自由・創造・誇り・責任・夢」について、アカデミー生なりの考えを堂々と述べていた。
 人の前に立って自分の考えを述べることはとても緊張し、力のいることだろう。しかし、人の前に立つという、この経験が己を美しく磨いてくれるのである。今日のアカデミー生の壇上での姿はとてもすばらしく輝いていた。保護者の方をはじめとする、見守っていただいた多くの皆様にアカデミー生の確固たる意思をお伝えできたのではないだろうか。
 さて、開校式の後は、昼食をはさみ双葉地区教育構想開始式に出席。そして夕方Jヴィレッジに戻ってきて、待ちに待った初練習。入寮以来、行事続きだった選手達にとっては、待ち焦がれた瞬間だったようである。ボールを蹴るときのいきいきした表情がそれを物語っていた。初練習ということもあり、トレーニングは技術練習とミニゲームを中心とした簡単なものだったが、みんなでボールを蹴ったことで、「いよいよ始まるぞ」という雰囲気が選手たちの間に漂っていた。

2006年04月07日

JFAアカデミー福島歓迎会

 4月7日(金)、楢葉町・広野町合同主催の歓迎会に出席した。楢葉町、広野町の議会関係者の方、教育委員の方、学校関係者の方、PTAの方、そして子どもたちをサポートしてくださるサポートファミリーの方に暖かく迎えていただいた。
 歓迎セレモニーの中で、楢葉町の特産物である「マミーすいとん」と広野町の特産物である「手打ちそば」が配られていた。子どもたちはこの地元の料理をおいしそうに口にほおばり、地元の味を堪能していた。
 ところで、楢葉町の特産物であるこの「マミーすいとん」は前日本代表監督であったフィリップ・トルシエ氏がここでキャンプを張ったときに、その味に感動し、命名したそうである。私も一杯いただいたが、弾力性があるすいとんのおいしさに驚きを覚えた。おいしさのあまり、おかわりをいただいていた者もいたようである。
 また、セレモニーでは、地元のLリーグチーム「東京電力女子サッカー部 マリーゼ」の選手の方々にも激励に来ていただいた。元日本代表キャプテンの大部選手から激励メッセージをいただいたときの選手達はとても嬉しそうであった。

2006年04月06日

楢葉中学校入学式・始業式

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 選手全員の入寮が完了した翌日、早速、中学生1年生8名が入学式、中学2.3年生が始業式に出席した。それと共に、中学生は初登校の日。堤総務の引率の元、18名の自転車部隊がたくましく登校していった。
 楢葉中学校の制服を身にまとい、自転車にまたがって息を弾ませながら校門をくぐる子どもたちを見た教務の先生からの『こうやってみたら地元の子とまったく一緒だね』とのうれしいお言葉。その通りである。子どもたちはこの楢葉中学校の生徒として、この地域に根を生やし、学校生活を送り、クラスメイトと共に学び、夢を語りあい、成長していくのである。
 さて、高校生の5名は本日もなでしこジャパンのトレーニングを見学。午後にはJFAアカデミー福島・広野サッカー場(アカデミー男子のグラウンド)完成セレモニーにアカデミー女子代表として出席したあと、Jヴィレッジに移動し高校生男子とのトレーニングマッチを見ることができた。フィジカル能力で勝る高校生男子を相手に戦う代表選手達をみて何かを感じてくれただろうか…。

2006年04月05日

入寮2日目

 4月5日(水)、今日も朝から期待に胸を膨らませた選手たちが続々と入寮してきた。本日は13名。これでJFAアカデミー第1期生23名の入寮が完了した。
 昨日入寮を済ませた選手たちは、Jヴィレッジで行われている“なでしこジャパン(日本女子代表)”のキャンプを見学に行った。未来の自分の姿をイメージして見ていたのか、日本代表選手達をみる選手たちの目は輝いていた。

 余談ではあるが、選手たちが寄宿している寮の前は心臓破りのような急坂の中腹あたりにある。そして、選手たちがJヴィレッジに行くときは自転車を使用している。したがって寮に帰り着くためには、この急坂を自転車で登らなければならない。ここでサッカー選手としての『負けず嫌い』が発揮されるのか、選手たちは簡単に自転車を降りて、押して登ろうとはしない。あくまでも自転車をこいで上りきろうとする選手ばかりである。練習の最後の無酸素トレーニングといったところだろうか…。

2006年04月04日

いよいよ入寮日

 4月4日(火)、JFAアカデミー福島の女子寮に10名の選手たちが入寮してきた。中学1年生から高校1年生の子どもたち。昨年度に実施された3回に及ぶ選考会ですでにお互いの顔と名前を知っている者から顔だけは見覚えがあるといった程度の者まで、現時点での関係はさまざまである。しかし、これから始まるアカデミーでの活動を通して、互いに協力し、助け合い、競い合い、高め合う日々の中で、選手たちにとって「一生の宝」になる関係が築けるのではないかと感じている。

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