JFAアカデミー福島

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2006年12月23日

クリスマスパーティー

 楢葉町役場隣にあるコミュニセンター内の一室が笑顔に包まれた。昨日の授業で一旦授業が中断し(中学生は2学期終了、高校生は後期中断)、今日から冬休みに入った。アカデミーでは、学校の先生、サポートファミリーの方、保護者の方、そして寮の方など日頃お世話になっている方々を招待し、世間より一足早くクリスマスパーティーを開催した。
 夏の帰省前に行なったファミリーパーティー同様、今回も生徒達が企画した。ショートコントで始まった生徒達からの出し物は今回も事前に検討を重ねたもので、それぞれが来てくださった方々に楽しんでいただける趣向をこらしていた。また、パーティーの最後には日頃のご支援に対して感謝の気持ちを表し、アカデミー生全員でクリスマスソングからSMAPの「ありがとう」を大合唱。前日まで寮内で練習を重ねていたようで「大大大成功!!!」とまでいったかどうかは分からないが、感謝の気持ちは伝わったのではないだろうか。
 さて、本日のクリスマスパーティーをもって生徒達は一旦帰省する。26日から始まるナショナルトレセン女子U-15に参加する中学生と早生まれの高校生を除いたメンバーは明日帰省する。残りの19名は29日までJヴィレッジでナショナルトレセンに参加した後、帰省となる。年末年始を実家で過ごし、生徒達にとっては変化の多かった2006年をゆっくり振り返り、そして2007年の新たな目標をたてて元気にアカデミーに帰ってきてほしい。
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2006年12月20日

はがきプログラム11

 5月から始まったはがきプログラムも今回で11回目を迎えた。毎回、その時期にあったはがきを書いて送っているのだが、今回のはがきは季節に合わせてクリスマスカードを作成して送った。生徒一人ひとりのセンスでクリスマスカードを手作りで作成する。のりとはさみ、リボンや折り紙を駆使して、それぞれの個性を出したかわいいクリスマスカードができあがった。今回はその中から少しだけ紹介しよう。
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2006年12月15日

ベルリッツ英会話 5

 昨日は英会話の日である。フィジカル測定を終え、入浴・夕食を済ました生徒達は3つのグループに分かれてレッスンを受けた。今回で5回目である。この年代の生徒達の吸収は驚くほど早い。レッスン前に今日の出来事を聞かれて、単語での受け答えではあるが躊躇なく英語で答える生徒。レッスンを終えた先生が寮を後にするところに出くわして、うれしそうに覚えたての英会話で挨拶をする生徒。
 新しいものへの好奇心旺盛な生徒達は英会話のレッスンをとても楽しんでいるようである。

2006年12月14日

フィジカル測定

 アカデミーでのトレーニングが始まって約8ヶ月が過ぎた。6月に一度フィジカル測定を実施したが、今回はそれからどのように変化しているか、そして現在の自分を知るためにもう一度実施した。
 測定の際に以下のことが確認された。サッカー選手の能力はプレー中に発揮されるものが最も重要である。今回の測定結果によってサッカーのパフォーマンスの全てが評価されるものではないし、プレー中のパフォーマンスと測定で出た結果の全てが必ずしも一致するわけではない。フィジカル測定を実施することにより、各体力要素について自分の特徴を知り、プレー中のパフォーマンスやトレーニングにおける個々が意識するものの参考にすることが大切なのである。そのため、良いコンディションで100%の力を発揮することが大切である。今回は、怪我で別メニューを行っている3名を除く選手達が前回実施したものと同じ項目を測定した。6月の自分と比べてどのように変化したかを把握し、そして自分の特徴を知り、プレー中のパフォーマンスに反映させることができたらまたひとつ成長するだろう。

2006年12月12日

パーティ準備

 年末・年始とアカデミー生達は一時帰省するが、その前にお世話になっている方達を招いてクリスマスパーティーを開催する。
 夏の帰省前に開催したファミリーパーティ同様、生徒達が準備をし、パーティの内容を考え、司会進行を行なう。先週末の夜、そのパーティについてのミーティングが行なわれた。実行委員長を決め、役割分担を決め、パーティの内容の検討を始めた生徒達。今回も有志による出し物があるようで、寮内ではその準備を始めるグループがちらほら出てきた。当日にどのようなパーティを催してくれるか楽しみである。

2006年12月08日

冬の大敵!ノロウィルス

 冬季を中心に猛威を発揮するノロウィルス。過去最大の流行となったというニュースも発表されているようだが、東北では福島県で最大の流行がみられ今でも増え続けているそうである。寮生活で大人数が寝食をともにする環境にあるアカデミーにとっては風邪やウィルスの蔓延は脅威以外の何者でもない。
 そこで、本日夕食後に管理栄養士の山下さんに寮に来ていただき、ノロウィルスについてのレクチャーをしていただいた。
 感染ルートの最たるものは生の二枚貝である。また刺身などの生ものも要注意なので、年末年始の帰省時の食事も注意を払う必要がある。通常の食中毒であれば食べるものにのみ気をつければよいのだが、このウィルスの怖いところは人から人へ感染するところである。つまり飛まつ感染や接触感染である。また、感染した場合、症状は風邪と似ているのだが、その激しさといえば、普通の風邪とは比べ物にならないほどきついらしい。さらに、症状が治まった後も体内には1週間から1ヶ月くらい保菌(体内にウィルスが留まる)されるので、症状が治まった後も他の人にうつしてしまう可能性があるのである。
このような恐ろしいウィルスが流行しているこの時期、一人ひとりが自己管理を徹底し誰一人として感染しないための予防措置が重要なのである。
 その予防方法はといえば、うがい・手洗い・マスクの三拍子。風邪予防の方法と同じであるため、選手たちには改めてその重要性を認識し、実行に移すよう指導がなされた。
自分のためにもみんなのためにも、しっかり実行させてノロウィルスだけでなく、インフルエンザ、風邪の発症も「ゼロ」といきたいものである。
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2006年12月03日

部屋替え

g061203.JPG12月に入り定期的に実施している部屋替えを行なった。土曜日に抽選をすませ、本日お引越し。ほんの数メートル先の部屋への移動とはいえ、23人がそれぞれの日用品を整理し全ての荷物を移動させる時間帯は寮の2階はとてもあわただしくなる。
 引越しの風景を覗いてみると、荷物の整理の仕方にそれぞれの性格が現れているようだ。衣装ケースの引き出しを見ると折り目正しくたたみ、衣類ごとに細かく分けて収納しているO型の選手。たたんではいるけども、引き出しの中にざっと積んでいったように収納しているA型の選手。どうやらよく言われる大雑把なO型、几帳面なA型という図式はあまりあてにならないらしい。
 この寮での部屋替えもあと今回を入れてあと2回。3月末には新しい寮への大きな引越しが待っている。

トレーニングマッチ:vs鹿島LFC

 茨城県にある鹿島LFCとトレーニングマッチを行なった。相双リーグは中学生のみのチーム編成であったため、久しぶりのアカデミー全選手でのチーム編成となった。狙いとすることはこれまでやってきたことと同じである。それに加えて、昨日のゲームででたスペースを突く動きや2人目・3人目の動き出しを意識して試合に臨んだ。
 しかし、ボールを受けるときの判断が遅く、ボールがテンポよく動かない。次のプレーへの準備(観ておくこと、考えておくこと)がないままにパスを受けてしまうためにいつもより相手に寄せられてしまう。仕方なくドリブルで抜こうとして、あるいは無理な体勢のままドリブルで抜いてからパスを出そうとするために、味方とのタイミング、パスの質、そしてパスの受け手の状況が悪くなってしまう。加えて昨日の疲れからかパスを受ける際のアクションも少ない。そうなると自分達がボールを保持し、主導権をもってゲームを進めることができなくなる。ボールを失う回数が増え、ゴールを奪われるピンチも増えてくる。
 フィジカルで勝る相双リーグの男子選手相手に培ったものが発揮できないまま相手のリズムでゲームが進んでしまった。ハーフタイムに選手たち自身でうまくいかない原因を探してみると、状況を分析する眼はもっている。後半、そして2試合目と少しずつ改善されていった。
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2006年12月02日

相双リーグ 3

 本日の対戦は飯舘中学校と小高中学校。
 前回のゲームと同様、ボールを支配する時間は長い。今週のトレーニングで行なってきたファーストタッチを足元に置かず、方向を変えてコントロールすること、パスの受け手がアクションを起こすことが意識できた。この年代の選手には特定のポジションに固定するのではなく、試合毎にいろいろなポジションを経験させる。したがって、本人が不慣れと感じるポジションでプレーすることもあるが、ボールを動かすために必要な基本的なことが身についていればボールを失うことはない。
 しかし、不慣れなポジションでプレーしているためか、ゴールを奪うためにいつ、どこで、どのように仕掛けるのかの判断や共通イメージがないために、長い距離を走ってスペースを突く動きや、ボールに複数の選手がかかわることが少なくなる。そうなると2人目・3人目の動きがなくなり、単純な攻撃のみになってしまう。ボールを保持していながらゴールがなかなか奪えない原因はこういったところにあるだろう。
 守備に関しては、ボールに必ず1人はプレッシャーをかけることを確認して試合に臨んだ。攻守の切り替えを早くして、ボールにプレッシャーをかける。攻守ともに高い持久的能力が必要とされるため、1日2試合ということもあり試合時間ともに持続することが難しくなるプレーヤーもでてきた。日常のトレーニングでボールを動かしながら人も動くトレーニングを行なっている。先月からはグループ別に毎日4~5名ほど、トレーニング中の心拍数も計測している。普段のトレーニングでこういった部分も向上させていくことが、試合でのパフォーマンスにつながる。
 ゲームを経験することにより課題を抽出し、選手たち自身も自分のパフォーマンスを毎回見直している。やるべきこと、伸ばすべきことは理解していてもすぐにはできるようにならない。トレーニングとゲームを繰り返し行ない、時間をかけて継続していくことが大切である。
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