JFAアカデミー福島

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2008年03月22日

トレーニングマッチ3連戦(vsU-17女子代表・アルビレックス新潟レディース・鳳凰高校)

 3連戦の1日目(3月20日)はU-17女子代表との試合。代表メンバーに選出されているアカデミー生も、この試合はアカデミーのチームで出場した。あいにくの天候によりピッチはスリッピーな状態。伸びるバウンドのコントロールに選手たちも苦戦している。キックオフ前には今泉ヘッドコーチから「基本スキルを大切に、スリッピーな状態でもしっかりとボールを繋ごう」という指示が飛んだ。1本目は年齢が上の高校生を含んだメンバー構成もあってか、押し気味に試合を進め11分に亀岡が、続く19分には川島が得点を決めた。2本目、一進一退の試合展開から5分に吉見が追加点を挙げたが、細かなミスを突かれ2失点を献上してしまった。3本目には中学1年生を中心のメンバー構成だったが、防戦一方の展開で1点を奪われてしまい、合計スコアー2-2の引き分けで試合終了。特に若い年代の選手にとって、目標とすべき代表のレベルを肌で感じることができる試合となった。
 2日目(21日)はアルビレックス新潟レディースとの対戦だった。昨日からの雨は降り止んだが、Jヴィレッジ特有の強風に見舞われ、キックオフのボールも止まらない状態であった。こういう悪条件の中での試合は、いつも以上に基本スキルの質にこだわることが大切になる。なでしこリーグのチームが相手とあって、押し込まれる展開ながら、しっかりとボールを繋ごうとする選手たち。11分にはDFの連係ミスから失点をするが、徐々にではあるがボールポゼッションも高まっていく。また、今泉ヘッドコーチからの「相手FWに対するマークの確認を明確に」「DFラインのスライドの準備をもっと速く」という指示も受けて、試合を通しながら守備が安定してきた。そんな中23分、右サイドでのコンビネーションから岡本が抜け出し確実にゴールを決め、1-1の同点で前半を終了した。ハーフタイムには守備バランスの確認と攻撃時の連動性を再度確認し後半へ。相手の強いプレッシャーにも慣れてきたせいか、また、高校生を対象に実施してきた持久力アップのトレーニング効果もあり、後半になっても運動量は衰えることはなく、前半より落ち着いてボールを繋ぐことができる。後半24分岡本がこの日2点目となる得点を挙げ、2-1で勝利を飾った。
 3日目(22日)は鳳凰高校との対戦。試合前には「アクションを明確にし、パッサーにメッセージを伝える」「ボールを動かしながら相手に取られない位置に置く」「ツートップの距離を適切に保つ」「守備ではボールの移動中にアプローチする」ことを確認しキックオフ。1本目はボールを支配しながらも、サポートが連動せず、またパスのリズムも単調になり、なかなかシュートまでいかない。逆に相手のロングフィードをDFがかぶってしまい決定的なピンチを作られてしまう。GK山根のファインセーブに何回も救われた前半であった。ハーフタイムには今泉ヘッドコーチから「サッカーの一番の目的は何だ?」「そのために逆算してどんなプロセスを踏めばよいのか?」と厳しい口調で投げかけられた。2本目、徐々にではあるがパスワークに流れが出てくる。3人目のサポートが速くなり、ワンタッチパスによるリズムの変化も生まれ、30分ようやく待望の先制点が吉見によってもたらされた。3本目も25分に失点を許すが、28分小島がゴールを決め、2-1で勝利した。
 2007年度の活動最後となるトレーニングマッチ3連戦を2勝1分けで終了することができた。1試合毎に成長を遂げていく選手たち。2008年度もどんな成長を見せてくれるのか楽しみである。
  
文 : 沖山 雅彦
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2008年03月20日

JFAプログラム 英会話

 2007年の英会話を担当していたカトリーヌ先生が今年度いっぱいでフランスに帰国してしまうため、カトリーヌ先生による最後の授業が行われた。
 カトリーヌ先生の授業は7月のダイアリーで述べたように椅子に座って単に言葉を交わすという学習方法はほとんど行わない。時には映画を観て、時にはクイズ形式で、時にはゲーム形式でと様々な手法の中で生徒に考えさせ、判断させ、発言を引き出すという授業が展開されている。そして、なによりも発言しやすい雰囲気つくりや生徒の興味や関心を引き付ける指導力は我々同じ指導者としても学ぶべきものが多い授業であった。
 今日の最後の授業はフランスでポピュラーなカードゲームが行われた。このゲームの中には上記で述べた獲得させたい要素に『駆け引き』という要素も含まれていた。当然サッカーにおいても相手との駆け引きというものがでてくる。相手の状況や変化を観ながらまた、相手の心を読みながら一番いい選択肢を選ばなければいけない。時には正直に、時には騙し合いながら駆け引きをして相手の裏を突いていく。そんな要素が含まれているゲームであった。このゲームを通じて言語技術、サッカーの本質、社会性という3つが養われていたのではないだろうか。
 いつもエネルギッシュでキュートな笑顔のカトリーヌ先生がアカデミー生はみんな大好き。いなくなってしまうことは淋しいことだがこれまでカトリーヌ先生によって培われた英会話力はとてつもなく大きい。先日行われたアメリカ遠征では、物応じせず話しかける姿勢で自分の意思を伝えることができるほどまでになっており、授業の成果が目に見えて表れていた。
大切なことは『学ぶ姿勢』ではなく『学び取る姿勢』。何事も待っているだけでは先に進むことができない。自ら積極的にアクションを起こして楽しみながら『学び取る姿勢』を持つことによって新しい世界や自分を見つけ出すことができるはずである。
 
文 : 小林 忍
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2008年03月16日

JFAプログラム スキー実習

 好天に恵まれて、福島県猪苗代リゾートスキー場にてスキー実習が行われた。JFAプログラムではこれまでに日常的に行われている英会話、ロジカルコミュニケーションスキル、マナーセミナー、健康教育はもとより、田植え、調理実習、ミュージカル鑑賞、職場体験等様々な方々との触れ合いと活動を通じて社会性や人間性が育まれてきた。今回はその一環として新たにスキー実習のプログラムが設けられた。全国から集っている彼女たちの中には雪国出身の者もいれば白銀の世界を初めて目にする者もいる。当然初めてスキーに触れる者も少なくない。そこで本日はレベル毎に3グループに分かれて午前午後合わせて約4時間半みっちりとインストラクターによるレッスンを受けた。ここでもアメリカキャンプ同様あの青い集団は何だ?とばかりに不思議な集団と化し、周りから多くの視線を浴びていた。
 スキーもサッカー同様バランス・柔軟性・創造性など全身を巧みに使ってコントロールすることが要求される。はじめは慣れないスキー靴と板に自分の思い通りに進まないことからイライラ、オドオドする様子が伺えたが、インストラクターの段階を追った指導の下、着実にテクニックを習得していく。
 外から見ていると面白い光景に出合う。しっかりパスをつないで組み立てを意識する者は堅実にスピードをコントロールしながらスラロームして滑走していく。逆にやみくもにドリブルを仕掛けていく者は恐れることなく直滑降で勢いよく滑り降りていくというサッカーとスキーの共通したプレースタイルが見られた。
 実習の終盤では自由に滑走する時間が設けられたがその頃にはほとんどの者がゴンドラで頂上まで行きそこからスムーズに滑走できるまでになっていった。指導していただいたインストラクターからもやはり普段サッカーで鍛えているだけあって非常に吸収が早いということであった。
 国際社会での活躍を目指す上で、サッカーのみならずさまざまな活動を通じて成功や失敗を繰り返しながら多くのことを吸収する必要がある。しかし、そこには楽しむことや自ら学びとる姿勢がない限り、経験値は上がらない。今回の彼女たちの取り組む姿勢は大きな経験値を得たのではないだろうか。
 
文 : 小林 忍
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2008年03月15日

3月誕生パーティー&沖山コーチ紹介

 毎月恒例の誕生日パーティー。大勢の仲間に祝福される今月の幸せな選手は1名。
 いつものように企画係が飾り付けを行った食堂で選手・スタッフがスタンバイしている中に登場した。
 主役の選手が入ってくると同時に食堂にどよめきと歓声が上がる。そして主役の周りに人だかりができ、各々手にしたデジカメで至近距離から写真を撮りまくる光景がしばらくの間続いた。まるで結婚披露宴で参加者が入れ替わり立ち替わり、新郎新婦の晴れ姿を写真に収めるかのように。
 その理由は主役の選手のドレスアップした姿であろうか。いつもは空に向かって立っている髪をきれいにセットし、かわいいミニスカート姿。そしてなぜかだて眼鏡をかけ、赤ちゃん用のよだれかけが胸に。だて眼鏡は妙に似合っていて、よだれかけは同級生から誕生日プレゼントでしゃれでもらったようだが、これが選手たちの心にヒットしたのか。自分が企画係に回ったときもさまざまな芸を披露してくれるが、主役の時も参加者を楽しませてくれるとは、素晴らしい芸達者ぶりである。
 いつもとは少し違う様子で始まった誕生日パーティーの今回のメニューは手巻き寿司。食事タイムに移ると一様にもくもくと自分の好きなネタを巻き、もくもくと食べ続けていた。もちろんスタッフも同様である。ある程度食べ終わったテーブルから余ったネタと酢飯を調達しさらに食べ続ける上級生もいて、楽しくそして食欲旺盛ぶりを発揮した食事タイムが過ぎて行った。
 
 さて、今日の誕生日パーティーにはもうひとり主役がいた。それは11日からアカデミーの新しいコーチとして合流した沖山コーチである。沖山コーチにとっては初めてのアカデミー誕生日会だったのだが、何と本日3月15日は沖山コーチの誕生日でもあったのだ。この運命的なタイミングの良さはスタッフも前日まで知らなかったのだが、すぐに企画係に伝えて、沖山コーチの誕生日会&紹介を兼ねたパーティーとなった。ピッチ上だけでは見られない表情に触れられる機会が持て、そういった意味でも有意義な会となった。
 
 最後に沖山コーチから一言をいただいたので紹介しておきます。
「この度、JFAアカデミー福島女子コーチに就任しました沖山雅彦です。みんなと共に夢の実現に向けて努力していきたいと思います。いろいろなことにチャレンジし、実り多きアカデミー生活が送れるよう、一緒に頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。」
 
コーチ:坂尾美穂
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2008年03月03日

フロリダキャンプ 9

 いよいよキャンプ最終日。本日のゲームを最後にフロリダキャンプの全プログラムが終了となり日本へ帰国する。これまでキャンプで培った経験を全て出し切りたいところである。本日の対戦相手であるNorth Florida Academyはいわゆるフロリダ州北部のトレセンチーム。昨年も対戦した相手で個人のテクニックが高くパワーとスピードを有している選手が多い。昨年は随分と苦しめられた相手なので一年間自分達がどれだけ成長したか試したいところである。立ち上がりから3トップのプレッシャーに対して、あわててしまうのかコントロールミスやキックミスが目立つ。このような前線から厳しくプレッシャーをかけてくるチームには、シンプルに広がりを持ってパスを回すことが重要である。プレーヤーは得てして、ボール保持者に近づきすぎてしまい、相手ディフェンダーも引き寄せて、結局ボールを失う機会を自ら創り出してしまう。ボールを失わないためには、広く、素早く、シンプルにボールを回すこと。加えて、パスコースを数多く創るために、出した後にフリースペースへ走ること。攻撃側プレーヤーが止まった瞬間に相手ディフェンダーにとって有利になる。相手のマークから常に離れることを心がける。それは、一瞬の動きである場合が多い。
 最終戦は30分3本でトータル0-2という結果であったが、2失点ともに不用意なコントロールミスから生まれた。自陣では、ボールを失わないということが大前提である。「ボールが止まった瞬間に、プレーヤーが止まった瞬間に、ボールは失われる。」このことを肝に銘じてプレーしなければならない。また、失点につながらなくても、相手が正面にいるにもかかわらず、味方に出せると判断し、ディフェンダーの足めがけてパスをしてボールを失ってしまう状況も見られた。パスをするふり(フェイントをかける)などをして、ボールを失わない工夫が必要である。
 この10日間で日本では体感することのできない相手と対戦したことで確かな手応えを感じたものもいれば己の未熟さを痛感したものもいる。各々肌で感じた事を糧に日本に戻っても常に世界に視野を向けながら新たな挑戦を続けてほしい。世界のなでしこになる日を夢見て・・・。
 
文 : 小林 忍
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2008年03月02日

フロリダキャンプ8:Match

 今日は今回の遠征で唯一のデーゲーム。昨日に続き、暑い日差しの下でのゲームとなった。対戦相手はSpace Coastというチーム。フロリダ州ココアリゾートで活動するチームである。ココアリゾートはフロリダ州中東部大西洋岸に位置するビーチリゾートのひとつでディズニーワールド、ユニバーサルスタジオ、シーワールドなど、多くのテーマパークで知られるオーランドに最も近い海岸がある。
 さて、今日のゲームは互いにU-18とU-16を中心とした2カテゴリーに分けたチーム編成で対戦した。第一戦目はSpace Coast U-18と対戦。アカデミーは高校生に中学生3名を加えたチームで臨んだ。結果から言えば前半に9得点。得点シーンは、相手GKの初歩的なミスの影響もあったが、これまでの2試合で追求していた組み立てからのスピードアップの共有・前線の選手の長い距離のダイアゴナルランからの突破からのゴールへのアタックが得点を生み出した。
前半を終え、
・DF選手のビルドアップの際のパススピードを速くすること
・クロスに対しての入り方のタイミング
・スピード・パワーのあるプレッシャーの中でもテクニックのミスはなくしていく
以上のことを確認して後半に臨んだ。後半は1-1の引き分け。前半に比べ全体の活動性が少なくなる、DFの変化がなくなる(ギャップ・スペースが生まれない)、アクションがなくなる、ボールが動かなくなる(特に縦方向にパスが入らなくなる)、ドリブルが多くなる、といった悪循環に陥ってしまった。暑さも影響したと感じられる試合展開。たくましい選手、ハードワークできる選手、戦える選手になるためにはまだまだ課題が多くあることを感じさせられた後半であった。
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 第二戦目はSpace Coast U-16と対戦。U-16といっても、相手チームの中にも13歳の選手もいて、全員が中学生というチーム編成で臨んだアカデミーの選手たち、特に中1の選手たちにとっても同じ年齢の海外の選手と対戦できた貴重な経験となった。
 ゲームは第一戦目と同様、気温の影響なのか、なかなかボールが動かない。ボールポゼッション率は高いのだが、逆を観ることができず同サイドでボールを動かすことが多く、また、ボール保持者への関わりが少ないため自ずとドリブルが多くなり(有効な突破、仕掛けのためのドリブルではなく)、また同じリズムでボールを動かすために相手にとっては予測しやすい状況のため、アメリカ人の長い足に引っ掛かるシーンが多いゲームであった。しかしながら、歴然たる身長差がある相手に対しても、パスを受けるタイミング、ボールの置き場所、コントロール前の駆け引き・フェイント、そして相手の逆をとるボールコントロールで相手を翻弄するシーンも見られ、個々で自分のストロングポイントを感じることができたのではないかと思うシーンもたくさんあった。結果は後半に失点され0-1。
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 本日は中学生選手3名にゲームでの感想を聞いたので紹介しておこう。
 
 「アメリカのチームと対戦して感じたことは、スピードの速さです。アメリカ人はスピードが速く、失点のほとんどがカウンターでした。しかし、テクニックは私達のほうが勝っていると感じました。だから、これからもっとテクニックを身に付けたいと思いました。」(中3.第一戦目出場)
 
 「今日の試合は相手のプレッシャーの速さにあわててしまい、自分達のボールを回して相手を動かすサッカーができなかった。どんな相手でもどんな環境でも自分達のサッカーをできる力をつけていきたい。」(中2.第二戦目出場)
 
 「今日は、外国初の午前中Matchで、気温が高く、自分との戦いでした。相手には同じ年のプレーヤーがいたけれど、体格もスピードもちがってとても同じ年とは思えなかったです。私も、相手に良い意味で『同じ年なの!?』と思われるようなプレーヤーになりたいと思いました。」(中1.第二戦目出場)
 
コーチ:坂尾美穂

2008年03月01日

フロリダキャンプ7

 キャンプ6日目。一昨日までの寒さとはうって変わって昨日から真夏のような陽射が降り注いでいる。本日は2つのアクティビティが行われたが、今日の選手達は朝からフロリダの気候同様心も体もパッションであった。と、いうのも1つ目のアクティビティは約150店舗の専門店が並ぶモールでのショッピング。さすがは買い物好きの女の子達。この日を待ってましたとばかりに行きのバスからハイテンションが止まらない。Osceola Villageからバスで約20分、いよいよモールに到着。この日のモールはウイークエンドということで老若男女問わず多くの人々でにぎわいをみせていた。
 モールではショッピングのみならず宿舎で日本に宛てて書いたエアメールを各々で郵送の手配をするという課題が課せられた。広大なモールの中で切手の購入から手配まで慣れない言葉と通貨で誰の手も借りず自分たちだけで行なうという事であったが、様々な手段を用いて店員と遣り取りしている姿にはたくましさを感じるほどであった。あっという間に終えてしまう者もいれば1時間経っても切手すら購入できずなかなか買い物にたどり着けない者もいたが、日本では簡単に解決できる問題もここではなかなか思うようにいかないことが非常にいい経験となったに違いない。昼食を含めて約5時間、納得いく買い物ができたのか全員満足した様子で集合場所へと戻ってきた。
 ショッピング終了後は今晩の夕食会場となるルーシー・ホーさんのお店へ出向いた。ルーシーさんとはタラハシーで和食・中華を主とした飲食店を経営している方で、アメリカの料理番組に出ているほどの有名人でもある。ボランティア精神が強く、志を持ってがんばっている人には食を通じて全力でサポートするという心豊かなルーシーさんは、アカデミー生の夢を持って取り組んでいる姿勢に共感し、キャンプ中多くのサポートをいただいている。アメリカに来てから何度か夕食をルーシーさんのお店からデリバリーしていたのだが是非お店に一度来てほしいとのお誘いを受けて足を運んだ。店内には寿司を中心とした和食や中華料理がズラリと並べられ久しぶりの日本食に選手スタッフ共々感激した様子であった。明日の昼食にはおにぎりを用意してくれるとのことだ。この日は仕事の都合上ルーシーさんに会うことはできなかったが最終日に会うことになっている。
 そして日本食で十分にお腹を満たした後には本日2つ目のアクティビティ、FSUの女子バスケットボールの試合観戦の為アリーナへと向かった。今までに大学が保有しているスポーツ施設には何度も驚かされてきているが当然このアリーナでも本格的なバスケットボール専用のアリーナには驚かされた。また、チームカラーで統一された吹奏楽やチアリーダーによる応援やハーフタイムに行われる様々なイベントなどプロさながらの試合運営と雰囲気には圧倒されるばかりであった。試合の方はFSUが優勢に進めながらも一進一退の攻防が続き最後の最後で1点差で逆転負けをしてしまうという結果であったが終始興奮さめやらぬ展開に大盛り上がりを見せていた。
 いよいよキャンプも残すところわずかとなってきた。残り少ない時間を最大限有効的活用し、貴重な経験を通じて多くのことを感じて吸収してほしい。
 
文 : 小林 忍
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