JFAアカデミー福島

Diary ダイアリー いきいきとしたレポートをお届け。

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2009年02月28日

フロリダ遠征6日目

 今年も昨年と同様モールでのショッピングとなった。初めての者から3年目の者まで回数は人それぞれだが、誰もが目を輝かせながらモール内へと入っていった。
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 ショッピング時間は五時間程設けられ、昼食は各自で取るという指示のもと動き出した。しかしその五時間の間にしようと思っていることがあった。それは、あらかじめ親宛に書いた葉書きに切手を貼ってポストに入れるということ。日本にいれば「こんなの簡単だ」と思うかもしれないが、ここは言葉の通じないアメリカ。まず、この広いモール内のどこに切手が売っているか、またポストはどこにあるかから始まり、切手を買う際には英語を使わなくてはならない。そうした中での戸惑いは数多かったが、今年は現地スタッフの手を借りなくても葉書きを送ることができた。初めての経験であった中学一年生もスタッフに頼るのではなく、いろんな人とコミュニケーションを図っていた。
 私自身来年はもっとスムーズに送れるように努力したい。
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 モール内は土曜日ということもあってたくさんの人が訪れていた。しかしその人ごみの中でも、一際目立つ緑色のポロシャツと満面の笑みのおかげで、どれがアカデミー生かがすぐ分かった。買い物では、お世話になっているたくさんの方々へのお土産をグループ事に分担して感謝の気持ちを込めて買った。そのほかにも家へのお土産や自分の服などを買い、皆ショッピングを満喫していた。五時間と聞いて長すぎる感じがするが、疲れ一つも感じさせない程highテンションのアカデミー生だった。
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 夕ご飯は「Lucy Ho」でおいしいご馳走をいただいた。そこは中華料理や日本食を作っており昨日やおとといの夕ご飯も作って寮まで運んで下さった。オーナーのLucyさんは私達にとても親切にしてくださり昨年は試合においしいおにぎりをたくさん作ってくれた。アメリカに来ても日本にいる人と同じように私達を支えて下さる方々はたくさんいるのだと改めて実感し、そうした中で夢を追い続けていける事は幸せだなと感じた。
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文:川島はるな(中3)

2009年02月27日

この頃の扇寮

 高1以下のアカデミー生はフロリダ遠征中。4学年も留守にしているとさすがに寮内は静かである。高3は卒校式とその後の引越しに向けて着々と準備を進めている。4月から所属するチームのトレーニングに参加している選手もいて、引っ越し準備と併せて大忙しである。
 今日は高2・高3全員がそろう最後の夕食。男子寮から須永コーチ、樋渡コーチ、宇佐美さんが扇寮に、そして栄養士の浅井さんと鴫原お父さん・お母さんも加わってお好み焼きパーティーが開催された。広島を地元とする山根・樋渡コーチのこだわりのある広島風お好み焼きが広島弁での掛け合いをスパイスにみんなにふるまわれた。隣のホットプレートでは広島風お好み焼きにチャレンジした須永コーチ自慢のお好み焼きが、そして、奥には関西風のお好み焼きが次々に焼かれた。下の写真のみんなの表情がすべてを表わしている。笑顔あふれる夕食タイムとなった。
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 ところで今日は、楢葉には珍しい積雪。15時のトレーニングに合わせるかのように降りはじめ、トレーニング後にはこうなっていた。トレーニングから帰ってきた選手たちはプチ雪合戦を繰り広げて雪とたわむれた。
 
文:コーチ 坂尾 美穂

フロリダ遠征5日目

 今日のお昼ご飯は、FSUキャンパス内の学生レストラン「Fresh Food」でした。試合までの時間がかなりあったので、みんなたくさんピザやナン、パスタやサラダやシリアル、ちょぴっとケーキなどを食べました。シェフがみんな外人なので頼むのも英語なため、正確に伝えないといけないので、とても良い英語の勉強になります。どうしても伝わらない場合はジェスチャーか笑顔で対応して、みんな満足できる食事になりました。中にはピザを6枚も食べた人もいます。
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そして20時キックオフで試合がありました。日本ではなかなか経験できない時間帯の試合でした。1本目、日本の特徴を生かした形から得点を取ることが出来ました。コーナーキックの時、浮かしても相手は身長が高いためはじかれるから、低いミドルのキックを中にけりました。その時、中にいた人としっかりアイコンタクトをとり、パスが繋がり得点が生まれました。その得点は自分達が自ら考えて目的を持って行った行動が成功したので自信になりました。3本目も1人1人が積極的に仕掛けながら、しっかり組立てることを意識しました。でもパススピードが弱かったり、失ってはいけないところで失ったりと課題もたくさん見つかりました。試合終了後ホテルに着くと23時でシャワーを浴び、ご飯を食べ寝る頃には0時をとっくにまわってました。
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文:浜田遥(高1)

2009年02月26日

フロリダ遠征4日目

 今日のフロリダの気候は日本でいう初夏のような暖かさだった。
 そして今晩は、いよいよアメリカに来て初のTRゲームの日。TRゲームは18:00kickoffだった。それまで私たち選手はFREEな時間を過ごした。
 午前は朝食を宿舎の食堂でとってから、希望者だけ(結局、全員だったが…笑)がスタッフ同伴の元、Campas内にあるFSUショップ(&スタバ)に行った。宿舎からFSUショップまでの道のりに(チャリティー)フリーマーケットのようなものが開かれていた。そこには、学生たちが寄付した衣類が多くあって、それを売って得たお金をアフリカなどの貧しい子どもたちに送る活動が行われていた。そのフリーマーケットにはGAPやHOLLISTERなどブランド物が1$や2$など、とても安く売られていた。安い物に目がない私たちは、ほとんどの人がフリーマーケットでそれぞれに気に入った服などを買った。みんな、とても満足そうな顔をしていた。
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 午後はお昼を食べた後、グランドへ出発するまで各自でそれぞれの時間を過ごした。 
 そしてついに、フロリダ遠征最初のTRゲーム。今日の相手は、私たちが一昨年も去年戦った時も1度も勝ちがない“NORTH FRORIDA SOCCER ACADEMY”。ゲームは30×3本やった。1,3本目は高1,中3を主体としたチーム、2本目は中2,中1を主体としたチーム編成で戦った。私たちは、相手が今までで1度も勝ったことがないチームということで、1人1人が勝利への強い気持ち、チャレンジ精神を胸にゲームに臨んだ。
 1本目、チームで“組み立てをして、スピードアップのタイミングを作る”ことを意識して戦った。アメリカの選手は体格もよく、スピードが速い選手が多かった。だけど、そんな相手にも“ボールを受ける前に周りを観る”、“ファーストタッチの位置を考える”など、準備をすることで、ボールを保持することができた。しかし、ゴール前のところで、サイドハーフが突破をしたあとのセンターリングへの入り方がみんなニアを狙っていたため、相手に読まれていて、チャンスの数ほど点を取ることができなかった。結果、1本目は3-0で勝った。
 2本目は中2,中1主体のチーム。みんな体が小さいなりに、体が大きい選手相手に、自分たちの長所を活かした“ボールを動かして、人も動く”という、みんなが関わるサッカーをしていた。2本目は、得点のときの形も良く、結果4-0で勝った。
 3本目は、1本目の試合での反省点などを活かして“ボランチを経由して(組み立てて)攻撃する”ことを意識して戦った。1本目よりは、組み立てもできていたし、それによってサイドが突破する数も多かった。結果、5-0で勝った。しかし、得点は取れたものの、もっとゴール前での関わりを増やして、良い形でDFを崩して得点を取れればもっとよかった(ミドルシュートでの得点が多かったので)と思う。
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 今日、今までで1度も勝ったことがない相手に初めて勝つことができて、日頃、私たちが取り組んでいることの成果を感じることができたとともに、大きな自信をつけることができた。明日のTRゲームでは、今日できた課題に積極的にチャレンジして、今日よりいい内容のゲームをして勝ちたい。   トライ&エラーを胸に!
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文:村上ひかる(高1)

2009年02月25日

フロリダ遠征3日目

 今日はアメリカのフロリダ州立大学のリザベーション(ASE)にチャレンジしました。
初めに私たちの担当についてくださった、ケイティーさんからルールを説明してもらいました。そのルールは「みんなで楽しむ」「ケガをしないように楽しむ」「一生懸命やって楽しむ」の3つです。
午前は2つのグループに別れて行いました。私が参加したチームの方は5つのセッションにチャレンジしました。その内の1つを紹介します。
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 上の写真を見てください。これは「ワイヤー渡り」と言うセッションです。
 このセッションはワイヤーからワイヤーへ渡って行き参加者全員で約20mのゴールを目指すゲームです。地面に足がついてしまった人・落ちてしまった人は最初から、やり直しになります。
 ゲーム開始!!! 最初の3人はワイヤーの途中にあるマルタまで行けるのですが、だんだん人数が多くなるにつれて、バランスがとれなくなって落ちてしまう人が連発し、前の3人以外、次に進むことができませんでした。そこで一度みんなで話し合い どうしたら進めるか?進みやすいか?バランスはとれるか?などを話し合いました。その時の話し合いでは一定の人しか発言していなくて理解している人も少なかったので再チャレンジした時、あまり改善されていなかったです。チャレンジしている時間が長くなってくると、個人のアイディアが浮かび、みんなが意見やアドバイスを交換しあいながらチャレンジしていました。そうやっていくうちに、いくつかの難関をクリアし時間は掛かりましたが全員ワイヤーを渡りきることができました☆
 
 午後は15m上にあるワイヤー渡りにチャレンジしました。
 ワイヤーを渡るとき、笑いながら渡る子、叫びながら渡る子、自分の順番が回ってきてワイヤーを渡り歩くまでは顔がとても青ざめ泣きかけになっていたけど、終わった後は「怖かったけど楽しかった。」や15m上にいる時は意識が飛んでしまっているような顔をしていた子が下に降りてきたら「全然、怖くなかった。」と下から見ていた人たちと全く違うことを言っていたのでおもしろかった。
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 このワイヤー渡りは「個人の強い勇気」と「命綱を持っている人との信頼感」が無いと出来ないのよ。と命綱を持ってくださったケイティーさんが言っていました。
 
 今日のリザベーションについて初め言われた3つのルールすべてに入っていた「楽しむ」というキーワードはタダ入っているのではなく、みんなでコミュニケーションを取り合ったり意見を言い合ったり、交換し合うことで提案したことに、チャレンジして何回も何回も失敗し、時間をかけながら上手くまとめることが出来れば「難しい」が「楽しい」に変わって、1人の考えでは越えられない壁も皆で考えれば、乗り越えられるのだと思いました。
 
文:中村沙樹(高1)

2009年02月24日

フロリダ遠征2日目

 今日は9時からトレーニングがありました。テーマは、2対1からの攻撃とそれに対応する守備です。キャンプも2日目に入り、皆コンディションも上がってきたようで自分から仕掛けたり、イメージを持ってボールに関わるなど積極的なプレーがたくさん見られました。しかし、トレーニングの最後にした11対11のゲームでは、前に急ぎすぎてボールをまわしゲームを組み立てるということが出来ていませんでした。明日のトレーニングでは、しっかりボールをまわしゲームを組み立てて今後の試合でいいゲームをして、勝利できるようにしていきたいと思います。
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 この日の午後は、中学生と高校生に別れての語学学習を兼ねた現地学生授業への体験参加でした。高1は地元のLeon high schoolに1日体験入学しに行きました。高校に着くとまず、Leonの学生と一緒に昼食をとりました。そこで、簡単な自己紹介と誰がどのクラスに行くかを聞き、それぞれのクラスにわかれました。人によってとっている授業が違うので、各自が時間内に指定されたクラスに行かなければなりません。そこには、パートナーになったLeonの学生が連れて行ってくれました。皆クラスがばらばらになり、周りは言葉の通じない見ず知らずの人ばかりなので一人でやっていけるか不安になりましたが、Leonの学生は皆優しく声をかけてくれたためその不安はすぐになくなりました。クラスの雰囲気は、日本と同じようにまじめに授業を受けている子やお喋りをしている子など様々でした。私の中で一番印象に残った授業は音楽です。先生が授業の中でギターを弾きながら笑顔で唄っていて、本当に音楽が好きで子どもたちに教えているのだなと感じました。また、教室の壁には歴史上に残る音楽関係の人物の絵が書かれていたり、たくさんの種類のギターやドラムがおいてありました。そういった雰囲気のなかでやる授業はとても楽しく、クラスの子達も積極的でした。今回の体験入学を通して、英語の文法が分からなくても「相手に伝えたい」「自分を分かって欲しい」という気持ちがあれば、ボディーランゲイジや英単語でコミュニケーションをとることができるのだと分かり、大切なのは相手を分かろうとする気持ちなのだなと感じました。また、Leonの学生は皆私を知ろうとしてたくさん声をかけてくれ、私が英語を理解できなかった時はゆっくり話してくれたりなどとても優しく親切に接してくれたので嬉しかったです。国籍や人種を問わず一人の人として興味を持ち話しかけてくれる、人の気さくさと相手の状況を理解し合わせてくれる察知力をもつアメリカ人に驚かされた一日でした。私もそういったことができるようにこのキャンプ中に地元の方とたくさんコミュニケーションをとり、国籍を問わず誰とでも接していける人になれるよう努力していきたいと思います。
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文:根津晴菜(高1)
 
 中学生はFSUの日本語クラスの大学生と交流をしました。日本語クラスの先生は兵庫県出身の方でアメリカに住んでいる中でもバリバリの関西弁でした。生徒が教室に入ってきて、私たちが「Hello!!」と声をかけると、「コンニチハ!!」という返事が返ってきて、さすが日本語クラス!!と思いました。全員で9人の大学生が集まりその生徒の方と一緒に授業を受けさせて頂きました。大学生の中には韓国人もいて、日本語、韓国語、英語、と3カ国もの言葉を話すことができてしまう人もいました。
 アカデミー生が入り、パンパンの教室の中で行われた今日の授業は多己紹介でした。アカデミー生3,4人と大学生でグループを作り、その中でアカデミー生は大学生に英語で年齢や趣味を質問し、大学生はアカデミー生に日本語で質問します。そして最後に、全員の前で相手のことを紹介するという仕組みで行いました。わたしのグループの大学生はクリスさんといって、出身の方でした。彼は日本語がとても上手で会話がスムーズに進みました。彼に日本の嫌いな食べ物を聞くと納豆と答えました。日本人の中でも苦手な人がいる納豆は(私は大好きです♪♪)やはりアメリカ人にとってもきついものなのだそうです。
英語と日本語での会話は少し変な感じがしましたが、日本語クラスの方は私たちの片言な英語にいやな顔ひとつせず、聴いてくれていたので楽しくのびのびと話すことが出来ました。
 英語を使っての会話は一昨年よりも去年、去年よりも今年と、年を重ねるごとにうまくなってきていると感じます。去年日本語クラスの方と交流した時は、ジェスチャーを使いながら会話したり、単語をつなぎ合わせて相手に理解してもらっていました。しかし今年はジェスチャーをあまり使わず、伝えたいことを1つの文章にして話すことができました。
 それはやはり、毎日の学校の授業や、週に1回JFAプログラムで行っている英会話の成果であると思います。
 この遠征では1年間学んでついた英語能力をいかし、より多くの人とより多くの英語を使って積極的にコミュニケーションをとっていきたいと思います。
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 語学学習を終えた後はFSUの女子バスケットの試合を観戦しにいきました。私はこの日をとても楽しみにしていました。バスで10分くらいかけて試合場所に到着し、中に入るとまず目に入るのが、コートに描かれているFSUのエンブレムと、コートを中心に広がった観客席です。この迫力感溢れる光景を見るとわたしはいつも興奮してしまいます。
 大学バスケットの、しかも女子の試合なのに、迫力あるスタジアム、たくさんの観客、チアリーダーや合唱団といった応援が備わっているところなんて日本にはありません。バスケットが文化として根付いているアメリカは、日本とは規模が全然違うのだと感じました。
 試合は昨年と同様、終了間際に逆転され負けてしまいました。
 来年こそはぜひFSUの勝利が見たい!!
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文:田口ひかり(中3)

2009年02月23日

フロリダ遠征1日目

 今日は、午前にフロリダ特有のカラッとした気持ちの良い太陽の光を浴びながら、約2日ぶりにボール蹴って汗を流した。時差ボケや食の違いから気持が悪くなる選手も何人かいたが、リラックスして体を動かしていたようだ。
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 午後はみんなでキャンパスツアーへ出かけた。ガイドさんが案内してくれたのだが、さすがに3度目となるともうだいたいは分かるので、今年初めてのフロリダである中1と沖山コーチやカメラ片手に若干興奮ぎみな真理子さんに紹介してあげたくなった。また、スタジアムには2007年全米女子MVPを受賞した山口麻美選手のトロフィーが飾られていた。2008年はスウェーデンでブラジル代表のマルタ選手と共にプレーした、私たちのあこがれの選手である。山口選手には昨年までの私たちのキャンプに協力していただいた。フロリダの人たちはみんな愛想がとても良く、すれ違うと笑顔で「hi♪」と声をかけてくれるのでとても気持ちが良い。ここへ来るたびに思うのだが、わたしはフロリダの人たちのこの陽気で明るい人柄が大好きだ。
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 夜はFSU女子サッカーのメンバーとの交流会Dinnerがあった。この交流会も毎年恒例で、ピザを食べながらメンバーやコーチ陣と英語で会話をする。選手はみんな片言の英語だが積極的に話しかけ、自分の話が伝わったり相手の話が理解できた時にはとても大きな喜びを感じられたようだ。その際、各自で持参した日本からのお土産をプレゼントしたり、帰国してからお礼の手紙を書くためにホームアドレスを聞いたりして会話を楽しんだ。短い時間であったが、とても有意義な時間を過ごせた。
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 これからトレーニングゲームや高校への体験入学、バスケットボールの試合観戦など、様々なプログラムがあるので、「やる時はやる!」と「楽しむ時は楽しむ!」のけじめをつけ、みんなで最高なキャンプにしよう☆★
 
文:栗原ひかる(高1)

2009年02月22日

フロリダ遠征スタート

 いよいよ、待ちに待ったフロリダ遠征が始まった。今年は高1~中1までの24人でのキャンプである。日本の成田を午後4時30分に立ち、飛行機の乗り換えやバス移動を経て、現地時間の午後6時30分頃、フロリダ州立大学に到着した。今年は3度目ということで、大した問題もなく(タラハシー空港に2つの荷物が届かなかったこと以外は…)スムーズに移動することができた。この日は長時間の移動の疲れもあり、夕食後はやめに床に就いた。
 
 なお、今回の遠征ダイアリーは私たち選手が、自ら経験したことを報告します。
 
文:栗原ひかる(高1)

2009年02月21日

卒校生を送る会

 2006年にアカデミー1期生の最上級生として入校し、今春、新たな道へと旅立っていく卒校生5人のために、多くのサポートファミリーの方、楢葉町の方、富岡高校の先生方が卒校生を送る会に集まってくださった。
 楢葉町の方、いつも食事を用意してくださる鴫原父さん・母さん、栄養士の浅井さんのお力をいただき、そして高2以下の在校生が直前まで、担当によっては消灯を伸ばし夜遅くまで準備を進め、温かい心のこもった会を実施することができた。
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 街の方との交流。食事を取りながら、親戚に話すように普段頑張っていることなどを話しているのだろうか。
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 楢葉町の草野町長、高橋教育長、富岡高校の守谷校長先生と高崎先生と卒校生。卒校生はお世話になった方々に一人ずつ感謝の言葉を伝えた。
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 サポートファミリーの方々と。地域の方の支えがあって自分たちの活動が成り立っていることに感謝。そしてふれあいの喜びをかみしめると同時に寂しさがこみ上げる。
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 選手自作のVTR。卒校生への感謝とともに学び向上を目指した仲間としての想いをこめて、アカデミーに入校してからの3年間をまとめたVTRと、合唱用に作成したVTR。
 スタッフが期待する将来のテクニカル班!?の2名が時間とエネルギーをフルパワーで使って作成。
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 選手たちがいつも楽しく取り組んでいるJFAプログラム・ボーカルレッスンの成果を披露。英語「Winner Takes It All」曲のあとに「花」を歌い、参加していた方も口ずさみながら一緒に歌っていただいた。
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 気持ち新たに次の道に進む5名の卒校生。会の終盤では、各々が自分の言葉で、3年間で感じたこと・学んだこと・支えてくださった方への感謝・次の道へ進むにあたっての決意表明を参加してくださった皆様、そしてこれまで一緒に活動してきた後輩たちに伝えた。
 
文:コーチ 坂尾美穂

2009年02月14日

川淵名誉会長 来寮

 「自分の歩んでいる道が正しいかどうかなんて誰にもわからない。大切なのは歩んだ結果を決して人のせいにはしないこと。歩む道を決断したのは自分自身なのだから。あなたたちは自分自身で大きな決断をしてここにやってきた。年齢を考えても非常に大きな決断だったと思う。そしてここには、同じ大きな決断をして集った仲間がいる。ぜひその仲間たちと高め合ってほしい。」
 
 3年目の今年度、初めてアカデミーから羽ばたいていく選手たちを出す女子寮に激励に訪れていただいた。
 この日は、ささやかなおもてなしの心をこめて、アカデミー生自ら打ったそばと、舎監のお父さん、お母さんに、栄養士の浅井さんに手ほどきを受けながらあげたてんぷら、そしてバレンタインデーにちなんで手作りチョコを準備してお出迎え。川淵さんが寮に到着された時は、ちょうど最後に打ったそばを切っているところ。実家でそば打ちの経験がある選手が切り方を説明しながら実際に切っていただいた。夕食が始まるまでの少しの時間、これまでの活動で成長した成果、活動で感じたことなどを報告。
 夕食をともにした後は、ボーカルレッスンで取り組んでいる「花」の合唱をきいていただいた。川淵さんと同席されていた熊本県サッカー協会会長、田嶋スクールマスターの前で、選手たちは緊張と少しのはにかみの表情。
 冒頭のことばはその後に川淵さんからいただいた言葉。聞いている選手たちははにかみの表情から真剣なまなざしにみるみるうちに変わっていった。
以前、来寮していただいた時は「大きな夢を必ず実現させる」という言葉をいただいた。大きな夢を抱いて、自分自身で決断して、強い意志を持ってここに集まった。しかし、毎日の生活を過ごす中で、その想いがどことなくほんの少し薄れてしまうことがないわけではない。サッカーや日常生活、共同生活の中で、喜びや楽しさを共有すること数知れず。しかし、成長する過程では悩んだり、苦しいこともある。少し心が弱くなることもある。そんなとき、初心を思い出させてくれ、手を差し伸べてくれるのは一緒に活動している仲間であり、遠くから見守ってくださる多くの大人たち。時に寮に来て、選手の様子を見て、熱い言葉を投げかけてくださる。そして選手はその言葉に強い刺激を受けたことでしょう。
 
文:コーチ 坂尾美穂

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