JFAアカデミー福島

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2007年02月28日

アメリカ フロリダ遠征 5

 遠征4日目。時差ぼけも解消されフロリダの生活にも大分順応してきているようだ。
今のところ大きな怪我は無く順調に来ている。
本日は毎朝コーチングスタッフが行っている朝練に選手たちも参加。朝5時30分に通いなれた小路を全員で白い息をはきながらFSUピッチまで歩いていく。さすがに早朝の寒さには選手たちには堪えていたようだ。
 朝6時からいつものように激しくぶつかり合うFSUのトレーニングが始まる。トップレベルのサッカーを直接自分の目で観て、違いを感じ取り、今後自分は何をすべきなのかがしっかりと一人一人に刻み込まれたようである。
 一度宿舎に戻り、朝食を摂って10:00からトレーニングが開始された。早朝、FSUのトレーニングを見学したせいか、アカデミー生の目は爛々と輝いている。
 夕方は、ソフトボールの試合観戦。相手は、ミネソタ州立大学で2年前の全米チャンピオンである。昨日のベースボール試合観戦に引き続き、白熱した好ゲームを間近に観ながら、スポーツの醍醐味を満喫していた。
 そして今晩はFSUの選手たちとのチームディナー。FSUの皆さんが私たちの歓迎パーティーを準備してくれていた。ここでも先日の日本語サークルの方々同様英語と日本語を学びあいながらの食事会となった。アカデミー生は英語でコミュニケーションをとることに大分慣れてきて積極的に自分の意思を伝え、相手の意思を必死に理解しながら活発な情報交換を行っていた。
 ディナーの最後にはアカデミー生からFSUの皆さんへ日本からのプレゼントがそれぞれに渡された。中でもけん玉や万華鏡、扇子などのウケがよかったようだ。
和やかで笑顔の耐えない1日の終わりとなった。
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2007年02月27日

アメリカ フロリダ遠征 4

 遠征3日目。実は、コーチングスタッフは朝練を行っている。朝5時30分にロビーに集合し、FSUへ向かう。朝のタラハシーはかなり冷え込んでいる。吐く息は白い。いつも通り小路を抜けていくと、FSUサッカー場に照明が点灯されている。朝6時からトレーニングを行っているのである。FSUには、USA、ドイツ、オランダ、スペイン、日本の各ユース年代の代表選手がいる。トレーニングは、オーガナイズされており、ハイプレッシャーで緊張感のある内容。
アカデミー生は午前9:30からトレーニングが開始された。今の時季のフロリダの気候は朝と日中の寒暖の差が激しく、朝はかなり冷え込む寒さではあるが、トレーニングが始まる頃には絶好の気温となる。
 本日のトレーニングは、ゴール前の攻防を取り入れた内容である。2vs1、3vs2と数的優位な中でいかにしてゴールするか。ボール保持者の判断。オフの選手の判断を上げていくトレーニング。多少遠征の疲れが見え始めた頃ではあるが、ピッチに入れば、緑の絨毯の上で飛び跳ねるように、一切の疲れを吹き飛ばし精力的にトレーニングに励んでいた。
 そして夜はFSUの日本語サークルのみなさんとの交流会。このサークルの方々は日々、日本語や日本の文化・習慣などを研究しているそうだ。アカデミー生は英語を教わり、そしてサークルの方々に日本語を教えるという交流会であった。
 始めは和やかな雰囲気で活発な意見交換が行われていたが、気持ちが打ち解けてきたせいか時間が経つにつれてだんだんとお互いの国で流行っている体を張ったネタの発表会へと・・・。そして最後にアカデミー生全員で今日の感謝の気持ちを込めてゆずり葉祭の時に披露したペコリ☆ナイトをプレゼント!!
 交流している雰囲気は、多少言葉が通じなくてもそれよりも大切な気持ちが通じ合うというところに少したどり着けたようであった。
 ほんとうに毎日があっという間に終わる充実した日々である。
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アメリカ フロリダ遠征 3

 遠征2日目。午前はフロリダ州立大(以下FSU)の校舎とさまざまなスポーツの競技場施設の見学ツアーを行った。案内人はFSUサッカー部監督マーク・キリコリアン氏。マーク氏は元U-19アメリカ代表監督でコーチ・オブ・ザ・イヤーにも選ばれるほどの名将である。
 ツアーはFSU Soccer Complexから始まり、アメリカNo1スポーツのフットボールの競技場や施設まで、普段一般の人は決して入ることのできない施設を約2時間半かけて見学した。日本の大学とは比較にならないほどの施設の広大さと充実さはどこを見ても目を奪われるばかりであった。
 大学の構内を歩いていると目に止まるものがあった。スポーツマンシップの像である。FSUは、大学生の人間形成にも力を入れていることが、この像からもわかる。競技力に力を入れるだけではなく、学生のスポーツに対する考え方や、取り組みを伸ばしていこうという大学側の姿勢がうかがわれる。また、学生の学習へのサポートもしっかりとしている。全米のさまざまなところで、大会や試合が行われることで、遠征も多くなる。授業の内容や個々のサポートもアカデミックという部署があり、学生に行われている。
昼食を摂って午後3時からトレーニングスタート。本日のトレーニングは、パス&コントロールとポゼッションを中心に行なわれた。今まで継続的に行ってきたことの再度徹底
と確認である。パスの出し手と受け手のコミュニケーションはどうだったか。いつ、何を、観るのか。いつ、どこで、どのようにパスを受けるのか。ボールに寄ることや動きながらのコントロールはできているか。パスの質はどうか。
 ゲーム状況下でいかに良い判断をもとにこれらのスキルが発揮できるかどうかが重要である。
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2007年02月26日

アメリカ フロリダ遠征 2

 トレーニング初日。私たちが宿泊しているOsceola Dormsから木々に囲まれた小路を歩くこと15分。FSU Soccer Complex(フロリダ州立大女子サッカー専用ピッチ)に到着する。ピッチはすばらしく綺麗に整備された天然芝ピッチである。14:30から、90分間、昨日までの長旅の疲れを一切見せずに選手達は元気にトレーニングに取り組んでいた。
 Osceola Dormsの食事は、ビュッフェ形式で各自がチョイスできるシステムである。それぞれが選んできたものを見比べながら話をしているとフロリダ州立大学サッカー部(以下、FSU)に所属するベッキーがやってきた。みんなと一緒に食事をしようと仲間に入ってくれた。特別ゲストとのディナーである。ベッキーはなんとU-19アメリカ代表選手で、昨日メキシコから帰ってきたばかりだそうだ。選手たちは積極的にさまざまな手法でコミュニケーションを図っていた。
 ディナー後もまた同じOsceola Dormsに宿泊をしているFSUの選手2名が部屋を訪問してくれて特別英会話レッスンスタート!!はたしてベルリッツ効果は出たのでしょうか!?
 サッカー以外の部分でも日々、大きな経験を積んでいるようだ。
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2007年02月25日

アメリカ フロリダ遠征 1

 2月24日(土)、アカデミー女子初の海外遠征が選手、スタッフ計26名でスタートした。
朝9時に羽黒荘を出発。成田空港からミネアポリスセントポール空港を経由し、オーランド空港へ。オーランド空港からバスで約4時間かけて宿泊やトレーニングのベース地となるフロリダ州タラハシーにあるフロリダ州立大学に午前4時に到着。
途中、セントポール空港で大雪のため離陸が3時間ほど遅れ、無事オーランド空港に着いたと思いきや、荷物が手違いで次の便に乗ってくるとのことで、空港で3時間の待機となり、予定より約6時間遅れての到着であったが、今回この遠征の
アテンドをしていただく山口麻美さん(フロリダ州立大女子サッカー部所属)と、内匠史典さん(フロリダ州立大Facilities and Event Management)が早朝にもかかわらず快く出迎えてくれた。
 アカデミーの育成目的の中に「サッカーはもちろん、人間的な面の教育も重視し社会をリードしていける真の世界基準の人材、常に(どんなときでも、日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち振る舞いのできる人間の育成」とある。
 さて、選手達は言語も習慣も違うこの異国の地においてどんな成長を見せてくれるのでしょうか。
フロリダ遠征は3月4日(日)まで行われる。
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2007年02月17日

アスレティックトレーナーの井上さん

1月23日から昨日まで、約3週間強の間、なでしこジャパンに帯同している中堀トレーナーの代理で子ども達と共に生活し、選手のサポートに当たってくれた井上トレーナーが選手達に別れを告げ、東京に戻っていった。
1ヶ月近くの間、熱心に指導・サポートしてくれた井上さんとの別れを惜しんでいた選手達にメッセージをいただいた。

『いつもパワフルで元気な子ども達にたくさんのエネルギーを頂きました。そしてこの中から一人でも多く未来のなでしこJapanが輩出される事を期待しています。今を全力で頑張って下さい。』
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2007年02月15日

あっという間に・・・

 中学生が学力テストということで、本日の木曜5.6時間目の授業トレーニングが実施されなかった(高校生は少数であったが実施)。19時からマナープログラムが予定されていたため、6時間目のテストを終えて放課してきた中学生に残されたトレーニング時間は1時間弱。そこで、本日のトレーニングは近所をみんなでランニングというメニューとなった。
本日は午後から雪がちらつく天気であったが、コーチ陣も一緒に元気に寮を出発した。このときはいつもの通り、夕方の冷え込みを感じる程度であったが、走り始めて10分もしないうちに一気に雪が降り出し、海に近づくにつれて風と共に吹雪のような状態になってきた。30分ほど走って寮についたときにはあたり一面真っ白である。ほんの少しの間で一気に雪が積もってしまった。北海道や富山、福島出身の選手はこれぐらいの雪にはびくともしないが、静岡出身の選手達は雪が降っているところに遭遇したのは初めてとのこと。
 それにしても選手たちは元気である。雪も風関係なく、元気に走っていた。
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2007年02月11日

トレーニングマッチ

 本日は中学生男子チームの富岡第二中学校と会津サントスと25分ハーフのトレーニングマッチを行なった。
ゲームを行なうにあたってのテーマは、
攻撃:ボール保持者と受け手のタイミング:ギャップの共有
守備:アプローチ・1stDFの決定
である。ポイントとしては、ボールに寄る、ボールを動かす、パスの質、コミュニケーション、動きを止めない、である。これらは現在のトレーニングで実践していることであり、ゲームを行なうにあたり、トレーニングで実施していることが身についているかを確認することも大切である。
 さて、ゲームではトレーニングで行なっていることができるようになっていたり、新たな課題が出たりすることはごく当たり前のことだが、今日の得点シーンは週1回実施しているシュートトレーニングの効果が現れたシーンが2回あった。得点した選手自身もコントロールを含めたシュートまでの動き、球質、シュートの軌道ともに自分のイメージどおりだったようで、継続してトレーニングを行なっていることの成果を少し感じられたようである。
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2007年02月02日

部屋替え抽選会

 今年度最後の部屋替えを夕食後に実施した。4月に入寮して以来、全てが始めての経験の中で寝食をともにし、互いに切磋琢磨しながら成長する生活を始めてもうすぐ1年が経とうとしている。4月には新しい寮へと引っ越すので現在お世話になっている寮での部屋替えは今回が最後である。これまで、上級生と下級生のペアであったり、上級生同士・下級生同士のペアであったり、さまざまな形の抽選を行なっていたが、今回はフリー抽選とした。
 毎度のことであるが、このときの盛り上がりはかなりのものである。選手たちの奇声に近い大声は数メートル先まで届いてくる。抽選の結果をみると、単純に身体の大きさの観点で、これまで中1・中2しか入らなかった唯一の3人部屋に高1・中3・中2トリオが入ったり、これまでなかなか実現しなかっただろう同学年ペアが誕生したり、初のペアが多数誕生したようである。

2007年02月01日

小林コーチ合流

 本日からアカデミーの女子担当GKコーチとして小林忍コーチが合流した。
本日から、現在GKを中心に指導にあたっている西入コーチ、須永コーチと連携を取りながらアカデミーの指導に当たる。
 トレーニング初日となった本日は小林コーチから以下のようなメッセージが選手たちに送られてスタートした。
『この度、JFAアカデミー福島女子ゴールキーパーコーチに就任することになりました小林です。みなさんも夢を持ってこのアカデミーに入ってきたと思いますが、私自身も夢を持ってきました。みなさんと同じ夢に向かって、そして夢をカタチにできるよう、共に闘っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。』
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