JFAアカデミー福島

Diary ダイアリー いきいきとしたレポートをお届け。

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2006年09月26日

富岡高校終業式

 アカデミーの高校生が通っている富岡高校は二期制である。8月下旬の夏休み中断期間を挟んで、本日で前期の授業が終了した。中学生に比べ夏休みが短かった高校生にとっては待ちに待った秋休みである。この間、トレーニングや日常学習を含め、アカデミーでのプログラムは通常通り行っていくが、それ以外の時間をそれぞれで有効に活用する。起床から授業、トレーニング、学習と普段はスケジュールがつまった中で工夫して自分の時間を作っている選手たちだが、10月2日の始業式までは普段に比べゆったりとした時間をすごせるだろう。

2006年09月24日

モックなでしこリーグ補助員

 5月21日以来のJヴィレッジスタジアムでのモックなでしこリーグ。本日の対戦カードはTEPCOマリーゼvs日テレ・ベレーザ。残留争いと優勝争いの真っ只中にいる両チームの対戦。どちらも負けられない試合であったため白熱した戦いを見ることができた。
 さて、選手たちはボールガール・タンカ係とこれまで数回経験している仕事だったので、落ち着いてやってくれた。中にはテクニカルエリアに転がったボールをベンチ前に入っていって取ってよいのか分からず、第4審判に助けてもらう場面もあったが、それぞれが自分の仕事をこなしていた。g060924-01.JPGg060924-02.JPG

2006年09月23日

佐々木コーチ

 昨日と本日のトレーニングはなでしこジャパンのコーチであり、U15日本女子代表監督である佐々木氏のトレーニングであった。2日間のトレーニングの中ではボールを受ける前の良い準備・パスの質、そして守備のチャレンジ&カバーのトレーニングが行なわれた。守備のトレーニングではまずボールを奪う意識やゴールを割らせない・突破させない意識を強く言われていた。攻撃をするためにはボールを奪わなければならない、ボールを奪うためにはボールに必ずプレッシャーをかけること、どこでどのように奪うのかといったプランと実践するためのコミュニケーション、そしてスライディングを含めたボールを奪うための技術を身につける大切さを強調された。勝負という戦いに勝つためにはハードにボールを奪いにいくことも大切である。獲られたら獲りかえすという攻守の切り替えも含め、ハイプレッシャーの中でトレーニングするための守備の習慣も身につけていかなければならない。g060923-01.JPGg060923-02.JPG

2006年09月21日

デュソートレーニング

 本日のトレーニングはアカデミーのテクニカルアドバイザーであるクロード・デュソー氏のトレーニング。女子の選手達がデュソー氏のコーチングを受けるのは今回が初めてである。トレーニング前の選手たちの表情は緊張しているというよりはどんなトレーニングが行なわれるか興味津々な様子であった。
 トレーニングメニューはベーシックなものであったが、常に動くこと、周りの状況をみて広がりを持つこと、そして声だけでなくポジション・動き出し・コントロール・パスを出す方向でもコミュニケーションをとることなどが休むことなく要求された。トレーニング前は元気だった選手たちも、休みことなくボールを触り続けるうちに心拍数があがり、少しずつ動き・判断・パスやコントロールの精度が落ちてくる。しかし、繰り返しボールを触る中でもう一度自分自身で集中力を高め、プレーの質を上げようと懸命にボールを蹴る。ファーストタッチの質、パスの質、ボールに寄ること、基本的なことたが質の高いパフォーマンスを発揮するためにはコンスタントにやり続ける能力が必要である。
最後に行なわれたゲームでは、有効な判断や選択ができないため技術をスキルとして発揮できない。コートを広く使うこと、ボールをどこに運んだら数的優位が創れるのか、ボールを失わないのか、フリーズを受けながらイメージを整理していくのだが、プレーが再開するとなかなかうまくいかない。その前までに行なわれたトレーニングで持久的な体力が奪われてしまったことも影響しているのだろうか。
 さて、トレーニング後にデュソー氏の話を聞くと、プレッシャーがない状態の技術は高いものがあったが、ゲーム状況ではまだその技術が発揮できていないとのことであった。身につけている技術がスキルとなっていないのであろう。しかし、トレーニングに取り組む意志や継続して取り組もうとする姿勢はとても評価されていた。
 今後は定期的にデュソー氏のトレーニングを受ける予定である。次のトレーニングまでに選手がどう変わっていくかが楽しみである。g060921-01.JPGg060921-02.JPG

2006年09月18日

福島県女子サッカー選手権大会 2

g060918-01.JPG 本日は準決勝、決勝の2試合が行なわれた。準決勝の相手は磐城桜ヶ丘高等学校。決勝の相手は富岡高等学校。
準決勝ではポゼッション率が高い中で得点を重ねることができたが、果たして本当に観て判断したプレーで得点できたのかという疑問が残るプレーが特に前半は多く見られた。周りを観る、体の向きといったもらう前に良い準備をする中で判断し、より有効なプレーを選択するということを常にやるということが大切である。しかし、前日に課題が残ったシュートの質に関しては、昨日のキックに比べ修正されており、すばらしいミドルシュートが決まった場面も見られた。
 決勝では前半の早い時間帯に得点することができ優位にゲームを進めることができたが、昨日の2試合目と同様、相手の攻撃的な選手に対してどのようにマークにつくのかといった点や、ゲーム中の相手のポジションチェンジに対して味方同士でコミュニケーションをとって確認することなど、ゲームを通して学ぶことができた。また、30分ハーフとはいえ2日で4試合を戦ったことや、早朝からのバス移動、初めての公式戦という緊張なども加わり、後半は疲労が見える選手もいた。
 今回、公式戦に参加し、さまざまなタイプのチームや選手とゲームをする中で、ゲーム中に刻々と変化する状況に対して考え、判断して対応することや、公式戦でしか味わえない緊張感の中で常に最善のプレーを選択し勝利につながるプレーを目指すことを経験できたことは選手の成長に大きな影響を与えただろう。福島県大会で優勝できたことで次の東北大会でまた違ったタイプのチームと試合をすることができる。次の大会までに今回できたこと、できなかったことを確認し、トレーニングすることで、判断力、プレーの質を上げていきたい。g060918-02.JPG

2006年09月17日

福島県女子サッカー選手権大会 1

 アカデミー女子としては初めての公式戦に参加した。この大会は福島県大会、東北大会を経て、最終的にはmocなでしこリーグのチームも出場する女子版天皇杯と言われている全日本女子サッカー選手権大会につながる大会である。
アカデミーの目標として掲げている個の育成の一環として臨んだ今回の試合、怪我人を除く大会登録メンバー全員が試合に出場した。本日の対戦は1回戦vsビバーチェ会津、2回戦vs FC V・イレブン。今回の大会はノックアウト方式であったが、二試合とも勝利を収めることができたため、明日の準決勝につなげることができた。
 さて、試合について簡単にレポートすると、1試合目のビバーチェ会津戦では初の公式戦の緊張からか、前半開始から攻撃的にゲームを進めシュートを放つものの、なかなか得点することができない。フリーでシュートをうつのだが、なかなかゴールマウスを捕らえることができなかった。しかし、前半15分を過ぎた頃にやっと得点を入れると緊張が少し和らいだのか、少しずつシュートが枠をとらえるようになっていった。4月から継続して行なっているキックの質の向上、シュートトレーニングの成果が現れ始めているのも確かではあるが、シュートが浮いてしまうということに関しては、深い天然芝のグラウンドということも影響しているとはいえ、キックのフォームや軸足の踏み込みなど、これからも継続してトレーニングを積んでいくことが大切である。
 2試合目のFC V・イレブンは社会人で構成されているチームであった。経験豊富な成人選手が我々が攻撃をしている間も奪った後のカウンターに備えたポジションを保ってくる。それに対して、攻守の切り替え時におけるマークの受け渡し、ボランチが下がるのか、サイドハーフが絞るのか、リスクマネジメントを考えた中で攻撃時にどのようなポジションをとっておくのかといったことについてゲームを通して学べた。

2006年09月10日

二期生選考試験

 昨日と本日の午後にアカデミー二期生の一次選考試験が行なわれた。試験がJヴィレッジで行なわれたため、アカデミー生達も試験の運営補助をすることになった。今回は中2から高1までの10名が参加。仕事は受験者の誘導やフィジカル測定のVTR撮影補助、ゲームの補助プレーヤーやボール拾いなど。
 今年の受験者は現小学6年生のみ(昨年は小学6年から中3までの4学年が対象)なので、運営補助をしている選手達がアカデミーを受験したときの年齢とは異なるが、目の前にいる受験者と同じように緊張した面持ちで試験に臨んでいた昨年の自分のことを思い出しながら補助をしていたのであろうか。ある選手などは、ゲームの順番を待つグループの誘導係をしているときに、受験者の小学生達に笑顔でやさしく声をかけ、その緊張を一気にほぐしてあげていた。

2006年09月08日

コンタクトスキル

【堤総務のコメント】
 U-15のキャンプと来年度のアカデミー選抜試験が重なり、Jヴィレッジに集まったコーチたちがアカデミーの練習に来てくださりました。
 導入は昨日の練習試合で課題となった1対1のボールの奪い合いについて。身体の置き方から戦う姿勢まで、理解できていない選手を見つけては丁寧に教えていただきました。身体をぶつけ合うことで腕にあざをつくった選手も・・・しかしそのあざが消えた時、相手とあたる怖さを乗り越え、強さを身につけてくれることでしょう。
 ピッチ上ではお互い厳しく、激しくぶつかり合い、ピッチ外では無邪気に笑いあう仲間である、そんなかっこいい関係を築いていってくれればと思います。

2006年09月07日

トレーニングマッチ:vsU-15日本女子代表候補

【堤総務のコメント】
 Jヴィレッジでキャンプ中のU-15日本女子代表候補と練習試合を行いました。
 同じ年代の女子選手との対戦、アカデミーからも6名がキャンプに参加し、今回選ばれなかった選手たちとしては、自然と気合いも入ります。
試合があることは事前に知らされていたため、前日から闘志を燃やしていました。試合が始まってみると・・・いつもならキープできるボールでも、相手の寄せの速さに押され、思うように展開できません。身体を張るという点では、明らかに負けていたでしょう。結果、得点を奪うことはできませんでした。
 練習でできないことは試合でできるはずもなく、いつもの練習からどれだけお互いを高め合うことができるかが重要ということを改めて知らされました。

2006年09月03日

ホームステイ

g060903.JPG 4月初めの町主催の歓迎会、そして7月の末のファミリーパティーとサポートファミリーの方にお世話になる機会は数回あったが、今回は生徒達が2人から5人のグループに分かれて、サポートファミリーの方の家にホームステイさせていただいた。
 まさに楢葉の実家のように迎えてくださったサポートファミリーの方々。出発に際して、家に戻った気持ちで二日間楽しんでおいでというスタッフからの言葉とともに、その家の子供としてやるべきことはやろうという共通認識をもって各々出発していった。
 一泊二日のホームステイ後、寮に帰ってきた生徒達が楽しかったという感想と共に、それぞれの家での出来事を競うように自慢し合っていた姿はとても微笑ましかった。それはまるで夏休み明けに家族につれていってもらったところを口々に自慢しあう光景に似ており、その姿からサポートファミリーの方々に本当によくしていただいたことが伺えた。
 さて、帰寮後に感想を求めると、また行きたいという希望とともに、感謝の気持ちを素直に表現する者がほとんどであった。こういう機会に地元の方に支えられて自分たちの活動が成り立っていること、そして何より地元の方との交流がこんなにも温かく楽しいものだということを感じてくれたらと願うばかりである。

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