JFAアカデミー福島

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2006年08月31日

授業再開後の生活

 学校の授業が再開して一週間が過ぎようとしている。選手たちは夏休みから授業再開の変化に戸惑いもなく落ち着いた生活を送っている。授業が始まってからトレーニングも夕方になり、トレーニング後は入浴・夕食・学習と夏休みに比べれば慌しく時間が過ぎていくだろうが、それでも各々自分のリズムを保ちながら生活している。
 本日は授業トレーニングの日。通常より少しだけ時間に余裕がある一日である。今週末はサポートファミリーの方の家にホームステイすることになっているので、お世話になる家とそこにお邪魔するグループの発表があった。5月に高校生二人がお世話になった以外は初めてのホームステイになる。不安があるとも思ったが、夏休みの帰省前にファミリーパーティに来ていただいていたこともあり、選手たちに不安はないようだ。

2006年08月27日

mocなでしこリーグオールスター

 15時過ぎに武蔵丘短期大学とのゲームを終え、アカデミーバスで急いで国立競技場に向かった。その目的は、10年ぶりに復活したmocなでしこリーグのオールスター戦の運営補助である。主な仕事の内容はタンカ係とボールガール。10年ぶりのオールスター戦、そして国立競技場には8000人を超す観客も集まり、とても華やかなイベントであった。その中で裏方として運営の一端を担いながら、『国立』の最高の芝の上で繰り広げられるなでしこリーグのスターたちの真剣勝負を目の前でみながら選手たちは何を感じたのだろうか。大会運営の裏で働く方々の重要性とともにいつかは自分たちもあの芝の上でプレーすること、そして真剣でひたむきなプレーで観客を沸かせた選手たちのように人を魅了できる選手に成長することを改めて心に誓ったのではないだろうか。
 イベント終了後、運営責任者の方の計らいで国立の芝の上で写真撮影をすることができた。撮影後ピッチから出る選手たちは口々に「ここでサッカーがしたい」と話していた。それが実現するか否かは選手たち自身の努力次第である。0827-03.JPG0827-04.JPG

埼玉遠征:vs 武蔵丘短期大学

 今日の相手は一昨年度、全日本大学女子サッカー選手権大会準優勝を収めた、大学サッカー界の強豪チーム。18歳以上の成人選手で構成されるチームとゲームを行なうことは、アカデミーにとっては初めてのことである。パワーとスピードに勝る相手が発揮するパスワークにどれだけついていけるのか、そして成人選手の速いプレッシャー、強い当たりを体と頭とボールを動かすサッカーでかわしゴールを奪うことができるのか、とても楽しみなゲームであった。
 さて、ゲームはDFラインの裏に大きくできたスペースを1本のスルーパスで簡単に突破されゴールを奪われることが多々あった。これまでの相手であれば、DFラインを突破されてもなんとか追いつきゴールを守ることができたが、今日の相手はそうはいかない。守備におけるマークの3原則に基づいた良い準備が大切である。本日の試合では、相手がボールを保持している位置、状況(フリーなのか味方がプレッシャーに行っているのか)に関係なく、むやみにDFラインを上げてしまい、その結果オフ・ザ・ボールの準備(ポジション・同一視)ができず、簡単に裏のスペースを突破されてしまった。選手たちはゲームのなかでちょっとしたスキを創ることで失点につながることを感じたことだろう。
 攻撃においては、足先のテクニックでかわそうとしてもそうはいかない相手とのゲームであったため、ボールを失わないためのコンタクトスキルやスクリーン技術の重要性、そして判断を速くしてボールを動かすことがいかに大事かを知ることができたはずである。0827-01.JPG0827-02.JPG

2006年08月25日

始業式

 今日から中学生の2学期が始まった。前日まで宿題に追われ、やっとのことで終わらせた選手も数名いたようだが、新学期の初日、全員が元気よく自転車で学校に向かって行った。
 規則正しく生活していたとはいえ、夏休みと授業再開後では多少生活リズムが変わる。高校生同様、気持ちを切り替えて新たな目標を持って学校生活を送っていってもらいたい。

2006年08月24日

トレーニングマッチ:vs富岡高校

 本日は指導者養成カリキュラム撮影に中1選手が参加しているため、中2~高1選手13名(別メニューをのぞく)でのチーム編成となった。
本日の試合では、現在トレーニングしている相手DFが嫌がるバイタルエリアでトップがボールを受け、もう一人のトップがモビリティ豊かにスペースに走りこむ。この動きによってDFがつられたところで、サポートがタイミングよく入り、できたスペースに3人目が走りこみゴールを奪った。
 たった1回の得点であったが、ボールの動き、人の動き、スペースへの判断、すべてが一致しタイミングがあった中で生まれた得点である。
 目指しているひとつの形がでたシーンであった。

2006年08月23日

トレーニングマッチ:vsうないFC

 8月19日からJヴィレッジで全日本女子ユース(U-15)サッカー選手権大会が開催されている。9地域の予選を勝ち抜いた16チームが4グループに分かれて行なう1次ラウンドとグループ1位が進出する決勝ラウンドを戦っている。各地域のチームが参加しており、アカデミー生が3月まで一緒にプレーしていた選手も参加しているため、時間を見つけて試合を見学にいっていた。
 さて、本日の相手であるうないFCは今年の大会では惜しくも予選リーグ敗退となってしまったが、昨年は3位の成績を収めているチームである。
 試合の内容は、鹿児島遠征で身につけたものを発揮できず、ボールを持ったときのタッチ数が多くボールが動かず、コミュニケーション不足やパスの精度の低さのために自分たちのミスでボールを失う場面が多く、またオフ・ザ・ボールの選手も緩急のない動きのために効果的な攻撃が仕掛けられない内容となってしまった。

2006年08月22日

授業再開

 高校生は二期制のため、中学生より一足早く授業が再開した。夏休みの課題は余裕を持って終わらせたようで、久しぶりに制服を身にまとい、アカデミーバスにて元気に登校して行った。9月の上旬には前期の期末テストが始まる。気持ちを切り替えてよい準備をしてもらいたい。

2006年08月20日

夏休み最後のオフ

 夏休み最後のオフとなった本日。2006年の夏の最後の思い出とばかりに寮のご主人・おかみさんが夕食にバーベキューを催してくださった。昨日までの鹿児島遠征の疲れも忘れ、用意していただいたお肉を堪能した。また、バーベキューの後には寮の前で花火を行なった。今週から再開する授業を前に、最後の夏休みのオフを楽しんでいた。g0820-01.JPGg0820-02.JPG

2006年08月19日

鹿児島遠征総括

g0819-02.JPG 今回の遠征では多くのゲームを連続して経験するなかで、攻守における戦術行動をゲームで実践⇔ミーティングで理解を深める、ことを繰り返し行なうことができた。
攻撃においてはトップやボランチにくさびを入れることを意識する中でいかにしてバイタルエリアを攻略するか、また、それによってできたサイドのスペースをどのように有効に使うか、ボールを受けるときに有利な状況でプレーするためのオフ・ザ・ボールの動き(チェックの動き・プルアウェイ・ダイアゴナルランなど)、守備においてはピッチを9等分したイメージを持って、コンパクトフィールドを形成することを意識してゲームをおこなった。
フィジカルで勝る高校生相手にボールと体と頭を動かす中で互角以上の戦いができたことは選手たちの自信につながったであろう。その半面、暑い過酷な気候と疲労が蓄積されたコンディションの中で、走力やパワーに勝る相手と戦う経験をしたことによって、厳しい環境の中での試合ではメンタル面が深く影響するといった要素の一端を体感したであろう。
また、普段生活している寮を離れ、遠征先の宿舎で生活することによって用具の管理、時間の管理、コンディションの管理など、生活面での貴重な経験ができたことも大きな成果ではないだろうか。

最後になりましたが、今回の遠征で試合相手や宿舎・会場、空港からグラウンドまでの移動の手配をしてくださった鳳凰高校の嶋田先生をはじめ、関係者の皆様にはスタッフ・選手一同、大変感謝しております。この場を借りてお礼申し上げます。

鹿児島遠征3日目

 最終日は30分を2本と20分を2本。対戦相手は神村学園高等部Aと鳳凰高校A。この日は前日まで台風の影響で曇りだった天気が一転して、九州の暑さを体験できる一日となった。暑い太陽の過酷な陽射しの下で、高校年代トップクラスの2チームを相手にゲームができたことはアカデミー生にとって貴重な体験となった。0819.JPG

2006年08月18日

鹿児島遠征2日目

 遠征二日目は30分を6本。対戦相手はFC ALEGRE CAMINHO(佐賀県)、Dream Spread FC宮崎(宮崎県)、女学院tunante(福岡県)・30分2×本、鳳凰高校A・30分2本。
 夜にはお世話になった試合会場・宿泊施設がある南さつま市の川野市長、教育委員会の方に歓迎会を開いていただいた。この会では、アカデミー生が一人ひとり自己紹介をおこなったg0818.JPG

2006年08月17日

鹿児島遠征1日目

 アカデミーとしては初めての宿泊遠征。バスに乗り、飛行機にのり、九州は鹿児島まで行ってきた。前回の東京遠征ではアカデミーバスのみでの移動であったが、今回は公共の交通機関を利用しての遠征である。鹿児島出発前に東京遠征での移動中の行動の振り返りを行ない、オフ・ザ・ピッチにおけるTPOを考えた行動をとるように心がけた。
 試合については、現地に昼過ぎに到着すると、すぐに着替えてグラウンドに移動。初日は30分を3本行なった。相手はリバティペガサス(鹿児島県)、女学院tunante(福岡県)、Dream Spread FC宮崎(宮崎県)。

2006年08月15日

和田りつ子さん来寮

 フリーアナウンサーであり、女子1級審判員でもある和田りつ子さんに「会話によって“人”は変わる」というテーマで講演していただいた。和田さんは8月11日からJヴィレッジで開催されている日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会に審判員として参加されており、決勝トーナメントを控えた貴重な休息日にもかかわらず、アカデミー生のためにわざわざお越しいただいた。
和田さんアナウンサー、審判員の仕事のほかに、企業を対象に上記のテーマで講演をされており、本日はその内容の中でアカデミー生がすぐに実践できる挨拶の仕方や、人と会話をする場面での積極性や柔軟性診断テスト、「ありがとう」の言葉や笑顔の大切さなど、中高生の生徒たちに対して分かりやすく楽しく話しをしていただいた。
これまで、現役Jリーガーやサッカーの現場で働く指導者の方に話しをしていただく機会があったが、スポーツ・サッカーにかかわる仕事に従事されている方は選手や指導者だけではない。本日は、現役アナウンサーであり女子審判員でもある和田さんにお会いすることで、さらに選手たちの知見が広がったことだろう。
余談ではあるが、和田さんは25歳のときに審判を志し、現在では国内女子最高峰のリーグであるmocなでしこリーグ(日本女子サッカーリーグ)でも笛を吹いている。選手たちにはいつか和田さんが笛を吹く試合で活躍してもらえるようになってくれること願うばかりである。g0815.JPG

2006年08月13日

東京遠征:vs 日テレ・メニーナ

 アカデミーとしては初めての遠征。朝7時にアカデミーバスに乗り込み、東京まで日帰り遠征をしてきた。相手は日テレ・メニーナ。昨年度、U18全国大会を制した育成年代ではトップに君臨するチームである。
 さて、試合の方は、育成年代のトップレベルのプレッシャー、ボールへの寄りの速さ、ボールへの執着心、判断力、観ること、など試合で戦うために必要な能力をまざまざと見せ付けられた結果になった。東北では味わえない暑さも手伝って、運動量でも圧倒され、ゲームを支配される。攻め手を欠いたまま、失点を重ねる経験は、選手たちにとっておそらく初めての経験だっただろう。
 オフ明けからこれまで以上に、頭と体を動かすサッカーを目指し、情報分析力・判断力をあげるとともに走ることもテーマにトレーニングを実施してきたが、これらは短期間でそう簡単に身につくものではない。何回も繰り返しトレーニングを積むことで、能力として身につくのである。
本日のゲームで、ハイプレッシャーの中での必要な良い準備・観ること、判断すること、走るなかでスペースを創り使うこと、ボールへの寄り、そしてその中で正確なスキルを発揮することについて、選手たち自身がゲームを通して肌で感じられたことはとても有益であった。

2006年08月12日

JFAプログラム:マナーセミナー4

 今回のテーマは「コミュニケーションの取り方(言葉使い)」。コミュニケーションとは人間が互いに、意思・感情・思考を伝達し合うこと。その手段は、声、表情、ジェスチャーなどがある。本日は言葉によるコミュニケーション、言葉以外によるコミュニケーション、敬語などについてのレクチャーが行なわれた。言葉以外でのコミュニケーションとしては、ピッチ上ではアイコンタクトやボディランゲージである。しかし本日は、日常会話での表情についての話が印象に残った。言葉で互いにコミュニケーションをとるときは表情も大切なのだということ。笑顔とアイコンタクトは言葉がなくても、万国共通で人によい印象を与える。ただし、「ニコニコ」と「ニヤニヤ」はイコールではない。常に自信に満ち溢れた堂々たる立ち振る舞いや表情、身だしなみで相手に好印象を与えることもコミュニケーションをとる上で大切である。

2006年08月06日

再スタート

【堤総務のコメント】
 8月6日の午後、23名全員が無事帰寮しました。
多くの選手が夏らしく髪をサッパリと切り、地元で日焼けをしてきたようです。
それぞれリフレッシュした様子で、真夏のトレーニングに向けてまた明日から、新たな気持ちでがんばってくれることでしょう。
 帰寮後、早速、2ヶ月に一度の部屋替えがありました。今回は上下学年でペアを組みます。引越しにもだいぶ慣れたようで、決められた時間内にスムーズに行うことができました。
 それにしても浜通りの夏は暑いとはいえ涼しいです。ピッチ上に吹く風が汗だくの身体を冷やしてくれます。夜も寝苦しいといったほどではなく、さすが東北。その分、冬が心配ですが・・・

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