フロリダ遠征6日目
今年も昨年と同様モールでのショッピングとなった。初めての者から3年目の者まで回数は人それぞれだが、誰もが目を輝かせながらモール内へと入っていった。
ショッピング時間は五時間程設けられ、昼食は各自で取るという指示のもと動き出した。しかしその五時間の間にしようと思っていることがあった。それは、あらかじめ親宛に書いた葉書きに切手を貼ってポストに入れるということ。日本にいれば「こんなの簡単だ」と思うかもしれないが、ここは言葉の通じないアメリカ。まず、この広いモール内のどこに切手が売っているか、またポストはどこにあるかから始まり、切手を買う際には英語を使わなくてはならない。そうした中での戸惑いは数多かったが、今年は現地スタッフの手を借りなくても葉書きを送ることができた。初めての経験であった中学一年生もスタッフに頼るのではなく、いろんな人とコミュニケーションを図っていた。
私自身来年はもっとスムーズに送れるように努力したい。
モール内は土曜日ということもあってたくさんの人が訪れていた。しかしその人ごみの中でも、一際目立つ緑色のポロシャツと満面の笑みのおかげで、どれがアカデミー生かがすぐ分かった。買い物では、お世話になっているたくさんの方々へのお土産をグループ事に分担して感謝の気持ちを込めて買った。そのほかにも家へのお土産や自分の服などを買い、皆ショッピングを満喫していた。五時間と聞いて長すぎる感じがするが、疲れ一つも感じさせない程highテンションのアカデミー生だった。
夕ご飯は「Lucy Ho」でおいしいご馳走をいただいた。そこは中華料理や日本食を作っており昨日やおとといの夕ご飯も作って寮まで運んで下さった。オーナーのLucyさんは私達にとても親切にしてくださり昨年は試合においしいおにぎりをたくさん作ってくれた。アメリカに来ても日本にいる人と同じように私達を支えて下さる方々はたくさんいるのだと改めて実感し、そうした中で夢を追い続けていける事は幸せだなと感じた。
文:川島はるな(中3)