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練習試合(vs日テレ・メニーナ)

6月13日(土)15:30キックオフで東京のヴェルディグラウンドにて日テレ・メニーナとの練習試合が30分×4本行われた。アカデミーは、U16代表キャンプ参加者を除く中1~高3までの全選手を混ぜた形で、チーム力や学年が均等になるよう2チームを編成して試合に臨んだ。涼しい福島県と違い蒸し暑さのある東京での試合。いかなる状況下でも運動量を確保し、「人とボールが動く」「攻守に数的優位を作り出す」サッカーができるかが問われた。
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また、今日の試合では戦術的なテーマのみでなく、ゲームを自分たちで分析しながら修正点を見つけ出し、次のゲームで改善していくことにチャレンジした。チームAは1本目と3本目に試合を行い、2本目の時間を利用して自分たちのゲームを振り返りながら3本目に向けたミーティングを実施。同様にチームBは2本目と4本目に試合をして、3本目にミーティングを持った。これはアカデミー女子で、時々トライしているやり方である。
 
チームA(1・3本目)            チームB(2・4本目)
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 1本目は、ゲーム支配では互角に戦うも相手FWのスピードある駆け引きとテクニックに翻弄され序盤で早くも2点を失う。終了間際に増矢が1点を返すも1-3で終了。ミーティングでは「相手FWに対するマークとカバーリングの役割分担に責任を持ち、ボランチを含めた守備をオーガナイズしていく」ことや「相手ペナルティエリア内へ侵入するための崩し」について、2本目のゲームを観ながら確認していった。
 2本目もリズムの良い組み立てでゲームを支配し、11分に石原が17分に村上が決め2-0とリード。その後も決定的なチャンスを多く作り出すが追加点が奪えない。逆に攻撃過多となり空いた中盤のスペースを相手に使われロスタイムに失点、2-1で終了。ミーティングでは「スコアと試合時間を考えながらプレーする」ことや「完全に相手を崩しきる攻撃」「決定的チャンスでのフィニッシュ」「ボランチのポジションバランス」などについて話し合っていた。
 3本目はミーティング内容を活かし、守備の崩れが無くなり安定したゲーム運びができるようになった。3分と20分に鳴海が得点し、1本目との合計得点を同点とする。勝ち越しを目指しゴールに向かう意識は強かったが、相手ペナルティエリア内で有効な数的優位を作り出す工夫が出来ない。追加点は奪えず2-0で3本目を終了した。
 4本目は立ち上がりから運動量が少なく、ドリブルからのパスが目立ち攻撃に流れるようなリズムが生まれない。5分DFの単純なパスミスを相手に拾われドリブル突破から1失点。20分過ぎからこの試合負けていることを意識しだした選手たちはハードワークするようになった。前線から速いアプローチでプレスをかけ積極的にボールを奪う。活動量あるフリーランニングでボール保持者に対して多くの選択肢を作り、数的優位を効果的に利用しながら得点チャンスが多く生まれた。27分門井が決め1-1で終了。後半10分の戦いが初めからできれば恐らく結果は違ったものとなったであろう。選手たちも実感していた。
 
 同年代の日本のトップチームとの対戦は多くのことを経験でき、多くの課題が生まれる。今年も数試合の対戦が予定されている。いわば年間を通じたリーグ戦、次節は7月12日。今日感じた課題を意識しながら日頃のトレーニングに望み、再びチャレンジしていきたい。
 
(コーチ:沖山雅彦)

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